睡眠時間も摂った、朝もちゃんと目覚めることができる、午前中は快適に仕事や家事ができたのに、
昼食を食べた後の眠気が半端ない・・ ( ;∀;)
頑張る気持ちはあるのに瞼が自然に降りてくる。
頭がコックリコックリ。
文字が頭に入っていかない(意識が飛ぶ)、など皆さんにも経験があるのではないでしょうか?
午後の仕事、この「眠気」は正直、耐えられません。
自分自身との闘いです。 ( ̄∇ ̄)
お昼ご飯を食べた後の「異常な眠気」を解消する方法はないのでしょうか?
午後、眠くなる時間帯がある
ビジネスパーソン1774人を対象に行った調査で「仕事中、眠くなることはありますか?」という質問に対して
眠くなることがある:25.6%
眠くなることがまあまあある:41.3%
眠くなることはあまりない:26.9%
ない:6.2%
さらに「眠くなる時間帯」を調査したところ、圧倒的に多かったのが「昼食後」53.3%でした。
妙に納得!!!
ペットを飼っている方はよくご存じでしょうが、人間以外の動物は、日中でも寝たり起きたりを繰り返しながら生活しています。
仕事によっては昼夜逆の場合もありますが、人は基本的に昼間活動して、夜にまとめて睡眠を摂るという「単相性睡眠」です。
とはいえ、昼間に全く眠くならない訳でもないのです。
単相性睡眠でも、生態系のリズムから
午後2~4時頃には一時的に覚醒出力が落ちる、つまり眠気を催すのです。
生態系のリズムがこうなっていることに加え、昼食を食べてお腹が満たされることでカラダの血糖値が上がり「オレキシン」を作る細胞の活動が弱まってしまいます。
オレキシンとは
摂食行動、睡眠、覚醒、報酬系の制御に重要な役割を果たす。
オレキシンが欠乏すると覚醒状態を適切に維持できなくなる。
オレキシンの生成が減少することで、覚醒状態を維持できなくなる=眠気が増してしまうのです。
仕事中睡魔に襲われそうになったら、「寝るんじゃない、クソが」っていう中堂ボイスを脳内再生しようと思う。めっちゃ眠い。
— ぐり (@2annt) 2018年4月3日
きいち「仕事中死ぬほど眠い」
Twitter 「糖質を取りすぎると眠くなるよ」
きいち「なるほど。今日お弁当食べたからか。明日から気をつけよう。」
-翌日-
中華丼「おいしいよ」
きいち「大盛りで」
きいち「仕事中死ぬほど眠い」— きいち (@kic_kz) 2018年4月3日
眠い~。( ´・ω⊂ヽ゛
仕事中なのにめちゃくちゃ眠い~。— よひな (@213_hinata) 2018年4月3日
みなさん、同じ悩みを抱えているんですね。
人間の体のリズムを考えると、ランチ後に眠くなるのも自然なことなのですね!
まあ、自分が健康ということで安心ではありますが、午後からの仕事、家事、勉強などを考えると、やはり眠くなるのは困りますよね (-.-)y-., o O
昼食後の眠さ対策
お昼ご飯を満腹に食べて、お腹が満たされることで血糖値が上がる。
↓
血糖値が上がることでオレキシンが減少する。
↓
オレキシンが減少することで覚醒状態の維持が難しくなる。(眠くなる)
ということは、昼食を腹八分で抑えることが「眠くならない」方法だと言えます。
「自分はお昼ご飯を少なめに」ということを、日々実践しています。
生態系のリズムを考えると100%ではないものの、効能はあると感じています。
皆さんは、お腹が空いて眠れないという経験ありませんか?
これは「オレキシン」が正常に働いている証拠ですよね!!
昼食を少なめにすることで、満腹の状態よりはオレキシンの生成が行われます。
ただし昼食を少なめに食べても、デザートやおやつなどを追加して腹を満たしてしまうと、眠くなり仕事が捗りません。
自分にとって「昼食(デザートも含め)を満腹に食べない」というのは、昼食後の眠気から解放されるための対処法となっています。
個人的には効果を得ているので、みなさんもぜひ試してみてください!
眠くなるのはなぜ?
そもそも、私たち人間はどうして眠くなるのでしょうか?
そのメカニズムとして考えられることは
*恒常性維持機構(こうじょうせいいじきこう)
起きている間に脳の疲れ(体の疲れもですね)がたまるため、脳を休ませようとして睡眠を促す物質が分泌されます。
*生体時計機構
人間の体は体内時計により、一定の時間(夜)になると疲れに関係なく眠くなるという働きのことです。
現在、体内時計の乱れによる「不眠」も増えています。
インターネット、スマートフォン、ゲームなどの普及、昼夜関係なく働き続ける24時間社会などで、
昼夜切り替えのない不規則な生活や夜型生活を送る人が多くなりました。
体内時計の乱れから不眠症を発症する人も多いのです。
*覚醒調節機構
先ほどの「オレキシン」
活動しなければいけない日中には多く分泌されますが、夜になるとオレキシンの分泌が少なくなり覚醒状態を維持できなくなるで眠くなります。
このメカニズムが正常に働かない場合、睡眠不足となり脳の疲れがたまっていくため、当然ながら日中も眠くなりますよね!!
ストレスを溜めていませんか?
昼食後の「眠気」対処法としては、お昼を食べすぎないことで効果があると考えますが、そもそもストレスを抱えていると、午後の眠気だけでは治らないもの。
勉強を始めると眠くなる。
仕事デスクに向かうと眠くなる。
眠すぎて体がだるくなったり、頭痛が起きてしまうこともありますよね?
午後に限らず「眠くなる」場合には、様々な要因があると考えられますが「ストレス」もその大きな要因の一つです。
「ストレス」と一口に言ってもその種類も様々。
・自分の意思とは関係なく、天気、気候、騒音、環境などなどにストレスを感じる。
・薬などによる科学的なストレス。
・栄養不足、睡眠不足、過労などによるストレス。
・仕事、人間関係などの社会的環境による精神的なストレス。
自覚できるストレスもあれば、自覚できないストレスもあります。
ストレスを多く抱えることで
寝つきが悪くなる。
寝覚めが悪い。
夜中に目を覚める。
朝起きることが辛い。
といった症状が現れることになります。
ストレス社会と言われる現在、誰でも一度は経験あるでしょう。
睡眠時間を確保しても、ストレスを抱え続けることで「眠気」が解消できないこともあります。
昼食後の眠気だけでは済まされないですよね。
ストレスを軽減させることは「眠くならない」ための重要なポイントとなります。
ストレスを溜めると交感神経が優位に働き睡眠の質を落としますので
・就寝前は湯船に浸かる
・パソコン、スマホなどのブルーライトを避け、静かに過ごす
・音楽などを聞いて体と心をリラックスさせる
など、ゆったりとした気持ちになることを心がけて過ごすだけで、ストレス軽減できることも十分に考えられます。
就寝前にリラックスすることは心身ともに大切なことです。
質の良い睡眠を確保できた上で「昼食後の眠気」を対処する必要がありますね。
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「眠くて仕事が捗らない」昼食後の眠気から解放されるための対処法を最後までお読みいただき、ありがとうございました。