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ピアノコンクール課題曲の選び方 〜 初めてのコンクール参加者のために

ピアノコンクール

全日本学生音楽コンクール、ピティナコンペティション、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA、日本バッハコンクールなど

未就園児、小学生も参加できる子供のためのピアノコンクールの数も年々豊かになっています。

以前のクラシックピアノの世界とは違い、小さな子供さんにもたくさんの経験ができるようになりました。

参加者や親御さん、またピアノの先生も課題曲選びに悩んだり、ワクワクしたり様々な思いを抱くことだと思います。

でも、コンクールの課題曲ってどのように決めたら良いのでしょう?

初めてピアノコンクールに参加する方のためにご紹介したいと思います。

ピアノコンクールを受ける目的

あなたが「ピアノコンクールを受けよう(受けさせよう)」と思ったのはなぜですか?

広いコンサートホールでピアノを弾いてみたい

スター気分を味わいたい

きれいなドレスを着てみたい

人生の経験の一部にしたい

ピアノ演奏のレベルアップにつなげたい

同年代での自分の演奏レベルを知りたい

先生に誘われたから

お友達が受けているからやってみたい

入賞してみたい

様々な理由があると考えられます。



どんな理由にせよ、ピアノコンクールとはあくまでも学習の場であることに違いありません。

受ける以上は目的を持って望む方が「得るもの」が大きいと考えます。

「審査基準に達しませんでした」「予選落ちました」「どうして?」と残念な気持ちだけで終わらないためにも

ぜひ一度、先生やご家族と一緒に「コンクールを受ける目的」を考えることをおすすめします。

何のために受ける?

どんなことを学びたい?

クリアするためにしなければいけないことは?

など目的がはっきりしていれば、自ずと課題曲も見えてくるからです。

ピアノコンクールのメリット

では、ピアノコンクールを受けるメリットとはどのようなことでしょうか?

捉え方次第ではとても大きなメリットとなるのがピアノコンクールです。

ピアノコンクール

一つの曲を掘り下げて細かく練習するため、嫌でも演奏力が短期間で養われます。

ピアノ演奏、音楽に関する知識が増えます。

期限内に仕上げなければいけないことで、集中力、忍耐力、継続力が身につきます。

期限内に仕上げることは決して自分のペースでは進めないということ。

毎日の必死な練習でメンタルが鍛えられます。(泣き言を言っても進まないのでとにかく練習しなければいけません。)

さらに、たった一人で全てを行わなければいけない本番のステージでもメンタル(緊張感に打ち勝つ勇気)が鍛えられます。

大きなステージでのピアノ演奏経験は子供にとって貴重な体験となります。

多くの同年代の子供に触れ合い、その頑張りを目の当たりにすることで自分も奮起することができます。

ピアノコンクールに参加することは、実に大きなメリットがありますね。

ただし、それを「今の年齢で子供さんに望むのか?」という疑問を抱くパパやママ、先生もいらっしゃるでしょう。

考え方は人それぞれ。

メリットがあるとはいえ、子供さんの性格や成長の様子を見ながら慎重に考えなければいけないものだと感じます。

ピアノコンクールを受けないことで、子供さんが成長できないわけではありませんのでね。

本人に合った選択をしてあげるのも親御さんや先生の務めであると考えます。

課題曲の選び方

ピアノコンクールを受ける目的が明確になっていれば、課題曲も決めやすいといえます。

目的別に考えてみましょう。

ステージ経験を目的とする

人前で何かをする、舞台に立つ経験を目的としてコンクールに参加する場合

「一つの曲をしっかり完成させること」

人に聴かせることができる完成度を目指すことが大切なこととなります。

課題曲を選ぶ場合は、本人が持つテクニックよりもやや難易度低めの曲が良いでしょう。

技術的に余裕があれば、音の強さ、深さ、色、感情的な部分に意識を高めることができます。

曲そのものが持つ難しさではなく、完成度の高さを求めることができる曲を選ぶと良いのではないでしょうか?

テクニックを鍛えることを目的とする

さらなる技術向上を目的としてコンクールを活用する場合

今、足りないと感じられるテクニック内容が含まれる課題曲が良いでしょう。

指の独立、脱力、運指法、体の使い方などがテクニックとしてあげられるでしょうか?

例えば、指の動きを速くしたい場合には

テンポが速い曲

スケールが含まれる曲

16分音符の速いパッセージが含まれる曲

など、エチュード(練習曲)的な要素が多く含まれたものが良いですね。

「この課題曲で練習方法を嫌という程考えさせられる」ものがおすすめです。

自分に必要なことを分析しておくことが必要です。

表現力アップを目的とする

シューベルト、ウェーバー、メンデルスゾーン、シューマン、ショパンといったロマン主義思想を反映させた作曲家の作品は表現力を養うには良いと言えるでしょう。

でも、テクニックや人生経験が不十分な小さな子供さんには理解できない難しさがあるともいえます。

ロマン派の音楽でなくとも、イメージ力がアップできる曲を選ぶのが良いのではないでしょうか?

例えば、ストーリー性のある曲、デュナーミク(強弱)の変化がはっきりとしている曲、子供がイメージできるものをモチーフとした曲(動物、遊具など)を選べば、十分に表現力を養うことができます。

上位入賞を目的とする

結果を目標とするのであれば、音楽が持つ大胆さ、繊細さ、緻密さなど様々なアピールができる選曲が必要です。

テクニック的にはよりハイレベルなものが良い

バロック、古典、ロマン、近現代、得意分野からピックアップ

ステージで聴き映えする曲

コンクールでの上位入賞を目的とする場合は、選曲もさることながら「いかに個性が出せるか?」ということの方が大切になります。

課題曲で・・ではなく、そこに至るまでの様々な経験や体験が活きてくるでしょう。

発想が豊かになるような体験をたくさん積んでください。

また、上位を狙う目的であれば著明な先生の特別レッスンを受けてみることもおすすめします。

ピアノの先生、楽器店、音楽大学などに問い合わせると情報提供をしてくださいますよ。

課題曲レクチャーコンサートや公開レッスンも勉強になります。

課題曲が数曲ある場合

曲想に変化のある組み合わせが理想的です。

ゆったりとした表情豊かな曲+古典形式のようなかっちり構築された曲

旋律対旋律・バロック形式の曲+豪快で自由さを求める近現代曲

曲想が違うということは求められる要素が違いますよね?

どちらかの要素が不得意でも、どちらかの要素で音楽性をカバーできる可能性があります。

課題曲が複数曲ある場合は、ぜひ苦手な分野にもチャレンジしてください。

課題曲の選び方まとめ

子供のピアノコンクールには賛否両論、様々な意見があります。

一番大切なのは「このピアノコンクールを受けることで子供にどのようなメリットがあるか?」ということです。

成功も失敗も全て、生きていく上で大切な経験となります。

結果がどうであれ、ピアノコンクールを受けたことで何らかのメリットがなければ、費やした貴重な時間が無駄になってしまいますね。

そのためには、「目的を明確にする」という課題曲を決める前の段階がとても大切です。

目的をしっかりと持ち、それをクリアできれば、皆に「十分な達成感」があるはずです。

その達成感が一つの大きなメリットとなるでしょう。

子供のピアノコンクールでは「何を弾くか?」ではなく

「何を学ぶか?」「何を得るか?」ということが重要だと感じます。

子供の成長過程で、ピアノコンクールが有意義な時間、貴重な経験となるよう、まわりの大人が考えてあげたいですね!!

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ピアノコンクール課題曲の選び方 ~ 初めてのコンクール参加者のためにを最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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