我が子にピアノを習わせたいと考えているパパやママはたくさんいるでしょう。
しかし何歳になったら始められるのだろう?
ピアノを習い始める適齢はあるのだろうか?
と悩むことも多いのではないかと思います。
果たして、ピアノを習い始めるのに「適齢」ってあるのでしょうか?
Contents
ピアノという習い事
近年、いえ昔から「ピアノ」はとても人気のある習い事です。
子供に習わせたい習い事ランキングでは、毎回3位内にはランキングされていますよね。[adrotate banner=”3″]
習い事としてピアノが人気な理由として
・心が豊かになる
音楽を通してたくさんの感情を経験し、それを表現していく過程で想像力や感性が育っていきます。
それを知らない人と比べれば、はるかに心が豊かになるでしょう。
・集中力がつく
目で楽譜を読み、手で鍵盤を弾き、足でペダルを操作し、耳で聴くという作業を繰り返すことで、脳が活性化され、集中力を養うことが出来ます。(繰り返すこと、毎日の練習が前提です)
集中力が高まるということは、これから社会生活を送る様々な場面で役立ちます。
・頭が良くなる
テレビでもおなじみの脳科学者による定説で話題になりました。
脳が活性化され、集中力が身につくということは勉強においてもそれが活かされるということ。
毎日の繰り返しにより、ピアノにも勉強にも大きなメリットがあるのですね。
ピアノを学ぶことで社会生活を送る上で大切なHQが育つと言われています。
ピアノという習い事が人気な理由としてこのようなことが挙げられます。
習い事をすることは「ピアノ」だけに限らず、それぞれに素晴らしいメリットがあると感じます。
継続力、持続力、忍耐力、思考力、考察力など、自身の取り組み次第ではたくさんの効能があると考えられます。
リトミック教室との違い
「0歳からのリトミック」「2歳で始めるピアノ教室」などというキャッチコピーを聞いたりすると、早くピアノを習わせた方が良いのかしら?と、親としては不安になるものです。
習い事全般、年齢が早い方が良い、早期教育が良いという傾向にありますが、本当にそうなのでしょうか?
ピアノを始める年齢が遅いと上手になれないのでしょうか?
音楽に関して言えば
リトミック教室でのレッスンとピアノ教室でのレッスンでは、内容的に異なる点があります。
ピアノ教室では主にピアノを弾くこと、またピアノを弾くために必要な知識などを学ぶのに対し、リトミックは音楽を体で感じる、感じた音楽を自身で表現することを体感します。
リトミックで学ぶ「表現する方法」の一つがピアノを弾くことです。
「リトミック教室=ピアノを弾く」ではありません。
ですから、リトミック教室は0歳児でも可能ですが、ピアノ教室(ピアノを弾く)は0歳では不可能ということになりますね。
リトミックは音楽を感じ、表現することですから生涯通して適齢期だと言えます。
その時、年齢によって感じ方も表現方法も異なります。
自己表現を豊かにしたい方はリトミックを体験することはとてもお勧めです。
ピアノを始めるには
ピアノ教室で「ピアノを弾くこと」を学ばせたいという場合は、子供さん本人に合わせる必要があるかと考えます。
子供の興味
子供という生き物は様々なことに興味を抱く好奇心の塊です。
できることはなんでもチャレンジしてみたいのです。
自分自身で興味を持ってチャレンジし、取り組むことは得るものも大きなものとなるでしょう。
子供は一般的に4歳を過ぎた頃から、世の中のものに色々な興味を持ち始めます。
もし、子供さんが音楽に興味を持ち
「ピアノを弾いてみたい」
「ピアノを習ってみたい」
などと言い始めたら、ピアノ教室の通い始めるタイミングなのかも知れません。
7歳、8歳になっても「ピアノを習いたい」と思えば、そこから始めてもOKなのです。
ピアニストになりたいのであれば、また別の問題にもなりましょうが、子供が興味を示したことに対しては「年齢的に遅い」ではなく歩み寄ってあげたいものですね。
子供の集中力
皆さんは子供が集中できる時間がどのくらいか、ご存じでしょうか?
「うちの子は20分は集中できる。」
「いや、うちは30分は大丈夫。」
これはきっと親の願いであると言えるでしょう。
子供の集中力は「年齢+1分」だと言われます。
3歳の子供が集中できる時間は4分。
4歳の子供が集中できる時間は5分。
ギョッとされる親御さんがいらっしゃるかも知れませんが、これは事実に近いと考えられます。
アンパンマン、機関車トーマスなどの子供番組を考えるとわかりやすいのですが、一話が10分以内で完結されていますよね?
子供向けの番組は、短編作品を休憩を挟みながら観ることができる作りになっているのは集中力の限界を考慮されていると思われます。
子供には集中時間の限界があるということ。
ピアノのレッスン時間はコース、教室によっても異なりますが、大抵の場合30分以上となっています。
この30分間が有意義な時間となるように考えたいものですね。
手骨の成長
手(パーに広げた部分)と一口に言っても、その成長過程は全てが同じではありません。
画像:http://www001.upp.so-net.ne.jp/
この画像を見ていただければわかるように、普段何気に使っている手にはこれだけの骨が存在しているのです。
これらの骨は成長過程で順番に骨化していきます。
生後2カ月
「有頭骨」の骨化
生後3カ月
「有鉤骨」の骨化
3歳「三角骨」
4歳「月状骨」
5歳「舟状骨」
6歳「大・小菱形骨」
最後に骨化するのが「豆状骨」と言われ、そこまでには12年近くを必要とします。
いかがでしょうか?
6歳前後になると、手骨格も随分成長していると言えますが3歳ではまだまだこれから、、と考えられます。
3歳の子供さんがピアノを弾く際に「指がフニャフニャ」「指先が弱い」ことは容易に想像できます。
ピアノの重い鍵盤を押さえるだけでも大変なことで、大人に要するピアノテクニックを教えても物理的に無理ですよね。
子供の理解力
同年齢の子供でも、月齢、性格的なこと、育った環境により「理解度」に個人差があります。
年齢だけで決まるものではないのです。
ピアノの上達において「理解力」は大きく関わってくるので、親御さんが慎重に見極めたいところです。
ピアノを習い始めるための目安として考えられること。
・椅子に座ることができる
当たり前のことですが、椅子にきちんと座れない子供さんは少なくありません。
10~20分の間、きちんと座ることができることは大切です。
・お話が聞ける
理解するためには、先生のお話を聞くことが第一歩です。
相手の顔を見てお話が聞けることが必要です。
・話を聞いて行動できる
先生の話を聞いて座る、立つ、準備するなど簡単な作業ができることも大切です。
自分の好きなように自由に行動していては先が進みませんよね。
「ピアノを弾く」「ピアノを習う」のであれば、この辺りを目安にしてみてはいかがでしょうか?
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ピアノを始める適齢
子供さんの興味、集中力、体(手)の成長、理解力には個人差があり、男の子だから、女の子だから、また年齢では判断できないということがお分かりいただけたでしょうか?
上記に挙げたことをよく考えた上で、子供さんを一番知っているご両親が「ピアノを習い始めるなら今!」と思った時期が子供さんにとっての適齢になるだろうと考えます。
まわりの子供さんが○歳で習い始めたから、広告で○歳から始める!と書いてあったから・・ではなく、我が子を誰よりも深く理解するご両親だから、ピアノを始める適齢期がわかるのではないでしょうか?
もしも「この子をピアニストに育てたい!!」と思われる場合は、音楽大学や著名ピアニストに直接コンタクトをとることも有効だと考えます。
本気で目指すのなら早い時期に自ら動き、方法を探すことが大切です。
様々な情報に惑わされず、それぞれの子供にあった適齢期にピアノを始めることで、ピアノがもっともっと好きになってくれると嬉しいですね。
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子供がピアノを習い始める年齢に「適齢期」はある? ~ 我が子の適齢期を知るのは誰?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。