子供が生まれ、専業主婦として充実した毎日を過ごしている方はたくさんいらっしゃると思います。
家事、育児は莫大なエネルギーを使う労働とも言えるので、専業主婦といっても決して暇なわけではありません。
でも、愛する家族のために費やす時間と労力は妻であり、母である主婦にとって大切な時間なのです。
しかし、子供が成長するにつれ必要経費がかさんでいくことは事実。
それまでは旦那様のお給料だけで賄えていた家計状況がだんだんと緊迫していきます。
専業主婦だった友人たちも、子供が小学校高学年になると一人、二人と働きに出ることが多くなります。
自分も例題ではなく、その道を歩まねばなりませんでした。
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子供の塾にかかる費用
子供一人を大学卒業させるまでにかかる費用は公立の場合で1.000万円と言われています。
これが私立になれば2.000万円を超えることも・・( ;∀;)
子供の成長を費用で判断すべきではありませんが、親にとって子供にかかる費用を捻出するのは「楽」ではありません。
とりわけ、中学受験、高校受験に向けての塾費用というのが最初の壁となります。
我が家もそうでした。
入塾するまでは、少ない給料の中でなんとかやりくりできていたのですが、塾が始まるとそうはいきませんでした。
ご参考までに中学生の塾では
平均 | 1年生 | 2年生 | 3年生 | |
公立 | 202,498円 | 117.795円 | 162.548円 | 322.386円 |
私立 | 143.694円 | 120.384円 | 140.492円 | 170.346円 |
平成28年度・文部科学省「子供の学習費調査」
となっています。
私立の方が塾費用が少ないのは、学校の「課外」などで受験対策授業が行われているためです。
また私立の場合、中高一貫校が多いので学年による塾費用の差が少ないものだと考えられます。
我が家は地方に住んでいるため、ほとんどの子供達が公立中学校から公立高校への進学を目指します。
もちろん、公立中学の場合、受験に向けての特別授業や課外授業は行われないため、塾通いを検討することとなります。
塾費用の年間平均が平均202,498円 ということは、月々16,875円。
この費用は学年ごとに上がること、模試受験料、その他が別途請求となるため、実際の月々支払いは30.000円ほどになります。(あくまでも平均ですので、さらに高額なことも考えられます。)
さらに、夏期講習、冬期講習が別途請求・・・。
子供さんによっては小学生から塾に通われる方もいますよね。
小学校の場合、低学年で11.988円、高学年で18.472円が平均塾費用と言われています。
小学校の間は、家計を見直して塾費用を捻出することができても、中学校になるとさすがに厳しいです。
目が飛び出るような「塾費用」のために、専業主婦だった母たちも仕事再開を決意するのです。
仕事探し
緊迫する家計を救うために、母の「仕事探し」が始まります。
みなさん、仕事はどのように選ばれているのでしょうか?
自分の経験を振り返ると
√ とにかくお金を稼がなければいけない。
√ 今すぐに働けるところを探さねばならない。
√ 現状を考えるとゆっくりじっくり考える余裕がない。
家計の余裕のなさに、切羽詰まられるものがありました。
予定外の出費などを考えると、呼吸困難を起こすほど苦しんでいました。
「とにかく、一刻も早く働きに出なきゃ」という思いだけ。
居ても立ってもいられず、近くのコンビニで無料の求人情報誌を数冊もらってきて、その中から条件が合いそうな職種を選び、即効、面接。
先方も「急募中」だったので仕事はすぐに決まったのですが、なんの策略もない職選びは失敗でした。
職種選びの失敗点
自分はスーパーの中にある「パン製造」を選んだのです。
「パン作りが好き」というだけで選んだ仕事は家庭の中でのメリットもたくさんありましたが、子育てをする母としてはデメリットも多かったのです。
同じ立場の主婦が多い
近所のスーパーともなれば、同じ理由で働きたい主婦(母)が集まります。
当然、子供の学校が同じことが考えられますよね。
ということは「学校行事」が全て被ってしまい、休暇希望も重なります。
運動会、授業参観、懇談会などに行けなくなることがありました。
立場が同じで打ち解けやすい反面、希望休暇が出しにくいというデメリットがあります。
土日休みではない
サービス業(飲食店、スーパー、コンビニ、販売)は、人が休んでいる時こそが稼ぎ時です。
フリーターや学生さんには働きやすい職場であっても、子供がいる主婦(母親)にとって家族への不甲斐なさを感じる職場でもありました。
お休みの日に子供とお出かけできない、遊んであげることができないというのは母にとって残念なことですよね。
時給が安い
全体的に考えて、すぐに働くことができる職場は時給の安さを感じます。
自分が選んだスーパーのパンやさんも最低賃金からのスタートでした。
何も考えずに飛び込んだ自分はお金を稼げるだけでも良いと思ったのですが、働くにつれ、どんなに辛い仕事を頑張っても時給以上には稼げないことに気づきました。
一日に5時間、月に20日勤務するとします。
時給800円の場合:4.000円(日)×20=80.000円
時給1.000円の場合:5.000円(日)×20=100.000円
月20日の勤務でいただける給料額には20.000円もの差が生まれます。
少人数制
自分の職場は小さなパン屋さんでしたので、3人でじシフトを回していました。
一回の勤務に入るのは2人。
希望休暇を入れると、シフトを決めるのに揉めることもしばしば・・。
「ガンガン働きたい」と思いつつも、それぞれに家庭の用事、子供の用事があるので少人数での厳しさを感じましたね。
主婦だけの職場
これはどの職種にも言えることですが、人間関係のトラブルが発生しやすいと言えます。
僻み(ひがみ)が理由になることがほとんどでしたが、女性が多い職場では免れないデメリット。
さらりと交わすテクニックが必要となります。
「とにかく働こう」「塾費用を稼がなきゃ」と焦った仕事探しの失敗点です。
闇雲に仕事に就いても、すぐに辞めざるを得ない結果を招くことになるので、急いでいても「職種」について考える時間が必要だと感じます。
職種選びを失敗しないために
たとえ、パートであっても働く以上は気持ちよく働きたいもの。
ましてや、子供の教育費、塾費用を賄わなければならないのであれば継続して長く勤務したいですよね。
教育費は中学校の塾だけでは済みませんからね。
高校、大学受験、大学と続いていきます。
今から数年間は働き続けなければいけないのです。
そう考えると、自分のように思いつきで仕事を選ぶのではなく、考える時間も必要。
コンビニにある無料求人情報誌では、自分の条件にこだわることができず、妥協して仕事を選ぶことになりますからね。
応募条件が広い
子育てをする主婦として、これから年齢を重ねていく女性としては「年齢不問(ここ必須)、未経験者歓迎、ミドル・40代・50代歓迎、主婦歓迎、学歴不問」という条件が欲しい。
勤務地にこだわる
主婦は「仕事だけ」とはいきません。
出勤前後は当然、家事や育児仕事が山積みです。
家庭での作業に支障が出ないためにも「駅近(5分以内)、マイカー通勤可」など通勤に使う時間を短縮したいですよね。
社内制度やオフィス環境も大切
どんなに時給が高くても、通勤距離が短くても環境が悪ければ仕事も続けられませんよね。
「社内禁煙、託児所あり、研修制度充実、交通費別途支給」などを希望したいものです。
勤務時間は必須
子供の帰宅時間、塾や習い事の送迎などを考えると勤務時間にはこだわりたいですよね。
「土日祝日が休み、深夜/早朝勤務、ダブルワーク可、残業なし」など、あくまでも子供を優先した仕事にしたいもの。
多くの条件にこだわれるというのは、主婦にとって、母にとって大きなメリットです。
多くの条件にこだわりたいのであれば、無料情報誌ではダメだったんですね・・・( ;∀;)
そんな学びを得た自分が利用させていただいたのがラシークでした。
スキルないけど・・
子育て中だけど・・
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もちろん、全国で探すことができるのでどの地域にお住まいでも大丈夫。
田舎町に住んでいる自分でさえ、職種を選ぶことができましたからね。
パートやアルバイトは急募案件も多く発生するので、慌てずにじっくり考えることができます。
仕事選びを失敗しないためには、必要条件を全て絞り込んで探す必要があります。
塾費用の支払いは待ってはくれませんが、長く続けるためには、ご自分にあった条件で仕事を探すことをおすすめいたします。
できるだけ高い時給で働きたい
子供の行事に合わせて休みを確保したい
学生さんの多い職場が良い
など、まずは自分が働きたい条件を全て箇条書きにしてみてください。
ここが漠然としていると、働き始めて自分のように職場や仕事に不満が募っていきます。
全て叶わないにしても、できるだけ希望条件に近い職場が見つかるまで待ってみるのも良いですね。
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学年を増すごとに、家計を苦しくさせる教育費、塾費用。
その費用を捻出するために主婦が働くことも珍しくない世の中になりました。
仕事ブランクがある場合は特に不安も大きいでしょうが、たくさんの情報を活用するのも一つの方法だと考えます。
中学、高校、大学と子供の教育費は半端なく増えていきますが、愛する子供を授かった親の使命でもあります。
無事に卒業させることができるよう、仕事選びは慎重に、長く続けられる職種を選びたいですね。
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高い【塾費用】を捻出するために働くことを決意!主婦が失敗しない仕事選びとは?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。