ピアノ教室、バレエ教室、英語教室、学習塾のように子供を主体とした習い事個人教室や、
同じことを習うにも大人を主体とした教室、またカルチャースクールのような大手企業が経営する習い事教室など、たくさんの教室が存在します。
カルチャーセンターについては、そのお月謝も決められた設定金額があるのでしょうが、個人教室に関しては月謝料金もそれぞれです。
当然「〇〇教室が月謝安いみたいよ」「〇〇教室は月謝の金額がお高めよね~」などと受講希望者の会話の話題になりますよね。
教室経営者にとっては厳しいことですが、実際に月謝料金が理由で教室を変わられる方もいらっしゃいます。
各教室を経営されている皆様、どのように月謝の料金を設定されていますか?
Contents
教室開講
個人教室を開くにあたり、教室(レッスン室)を準備して、授業(レッスン)に使う備品なども揃え、すぐにでも授業やレッスンを開始できるという状態までたどり着いた時には喜びもひとしおですね。
これまで頑張ってきたこと、夢見たことがまさに今、実現しようとしているのです。
残された仕事は生徒募集!!
生徒募集をするには、月謝料金の設定を明確にしなければいけません。
受講を考える方が一番気になる部分ですから、この表示なしに生徒を集めることはできないからです。
個人で新しい習い事教室、または個人塾を開講する場合の月謝設定は自由です。
講師が思う金額を設定して良いのですが、この「自由」というのが大きな悩みとなるのです。
食べ物や品物につけるお値段ではないので、仕入れがある訳でもなく、基準になる価格がないため、なかなか決められないというのが実情のようです。
全ての準備が整い、指導する技術をしっかりと身につけていても、月謝料金が決まらなければ「生徒募集」ができませんよね。
個人教室を開講されている皆さんは、どのように月謝料金を決めているのでしょうか?
月謝料金を決める際参考にしたいこと
基準になる価格もない、何もわからないまっさらな状態で月謝料金を設定するのは少々無謀かも知れません。
そこで、月謝を決めるにあたり参考にしておきたいことを考えてみたいと思います。
地域の月謝相場を知る
月謝の金額は受講者にとって、とてもデリケートな問題です。
高すぎてもだめ、安すぎてもダメ・・。
お金が有り余って習い事を始める人は少ないでしょうから、月謝は必要以上に高ければ魅力があっても諦めざるを得ません。
だからといって安すぎるのも「大丈夫なのかな?」「本当に習いたいことを身につけることができるの?」という不安感を持ってしまいます。
そのため、同じ金額に設定する必要はありませんが、まわりの教室がどのくらいの月謝で教室を開講されているかを知ることは大切だと感じます。
自分の技術料を考える
教室を開講するため技術を習得し、講師として指導するために自分自身が費やしてきた月謝や教材費は正直、莫大な額だと想像します。
総額でどのくらいかかっているかを考慮することも大切です。
お金の話になりますが、指導するということは言い方を変えれば、今まで自分自身が勉強し習得した技術を「販売する」ということです。
費やした経費を考慮するのは当然のことだと思います。
もし、技術を習得できていない中途半端な状態であれば、月謝をいただくことはできないということですね。
教室独自の特徴
開講しようとしている教室には独自の特徴がありますか?
「他の教室にはないけどこの教室だったら〇〇ができる!!」というようなこと。
ピアノ教室であれば、他教室にはない独自のテキストを使っている
バレエ教室であれば、他教室にはない設備が教室内に施されている
英語教室であれば、他教室にはないビッグなイベントが開催される
学習塾であれば、○○高校に進学するための秘策がある
など、いわゆる「差別化」というものです。
他の教室にはない、自分の教室だけに存在するもの。
この独自の特徴を見出すことで月謝金額の設定にも差が生まれると思います。
どんな種類の教室でも、オリジナル性の高い教室に生徒さんが集まっている気がしませんか?
オリジナル性の高い教室には少し高い月謝を払ってでも通いたくなりますよね。
地域性
他県の月謝を調べたことはないかも知れませんが、地域によって月謝の相場にも随分違いがあるものです。
地域によって、スポーツ事業に力を入れている市町村や、文化事業に力を入れる県、エンターテーメントを育てている地域など様々です。
住んでいる皆さんがどの分野に重きを置いているかでも、月謝の相場が異なってくるのです。
首都圏の月謝と同額、またその道での一流講師と同じ金額設定が、地域によっては適合しないことも十分考えられます。
地域性は色々な意味で考慮しなければいけないことであり、そこに住んでいる住民にしかわからないことでもあります。
開講する教室が、ご自分の暮らす地域でどのくらいのニーズがあるのか、是非リサーチして下さい。
生徒数も関係する月謝料金
教室経営に不可欠な生徒募集ですが、これから開講される教室では生徒募集がうまくできそうですか?
教室を開くことは立派な事業です。
仕事(ビジネス)として考える場合、やはり収入に結びつかなければ生活が成り立たないわけですから、生徒数が多いに越したことはありません。
でも、実際に募集してみなければどの程度の人数が集まるかというのはわからないのです。
仮に少なかったとしても、単価が高ければ収入額は上がります。
生徒募集に自信がない、(習い事によっては)需要が少ないというような場合には、気持ち高めの月謝設定することをお勧めします。
「初めからこの値段は高すぎるのでは?」と考える方がいらっしゃるかも知れません。
でも、授業やレッスンがスタートして月謝料金を変更することはできません。
受講者にすれば、その方が不信ですよね。
生徒数が少ないことも想定した上で、月謝料金決定されることを強くお勧めいたします。
人間は不思議なもので、金額が下がる分には一切クレームはつきませんが、1円でも上がればクレームを覚悟しなければいけないほど「値上げ」に関してはシビアです。
皆さまがお買い物をされる時も同じではないでしょうか?
同じブランドの同じ洋服が一つのお店では2,000円、もう一つのお店では1,999円で販売されているとします。
おそらく、99%の方が1.999円の洋服を選ばれると思います。
このように1円の金額アップは私たちの心理にとても大きく影響します。
教室を開講したら、数年は月謝の料金変更はできないと覚悟した上で自分自身(講師)が納得できる金額に設定しましょう。
クオリティの高い教室に
教室を経営される場合の考え方は人それぞれでしょうが「講師になりたい」「教室を開きたい」という夢を持って長い年月努力を重ねてこられたと思います。
ようやく手に入れた自分の教室に持つわけですから、生徒さんが熱心に取り組んでくれる質の高い教室を目指していらっしゃることでしょう。
個人的な考えとして、クオリティの高い教室を目指したいなら、安易に低い月謝料金を設定するのは避けるべきだと思います。
確かに受講者にとって「月謝が安い」のは魅力的です。
でもなかには、月謝が安いからという魅力だけで入会される方もいらっしゃいます。
ピアノ教室について考えると、月謝料金が安いという理由だけで始める方には
遊びの延長
楽器がない
宿題や練習をせず週に一度通うだけ
上達しない
という現実もあるのです。
受講者の考え方は様々なので
通うだけで満足
週に一度ピアノが触れれば良い
月謝が安いから経験するだけしてみよう。
面白くなくなったら辞めれば良い!
そういう考えで始める方も少なくないのです。
月謝が安い教室は、このような方のニーズには十分答えることができていますね。
ただクオリティの高い教室からは遠ざかってしまいます。
クオリティの高い教室を目指すのであれば、それなりの料金設定が必要です。
それなりの料金設定をすることで、本当に技術を学びたい人が集まる教室になると思います。
いかがでしたか?
月謝の料金設定は一番難しく、とてもデリケートな部分です。
高すぎても、安すぎてもダメなのです。
どんな教室に育てたいのか、どんな生徒さんを育てたいのか、そのために自分自身はどのような努力を続けているのかをじっくりと考え、たくさんのリサーチをしながら、ご自分の授業やレッスンに必要だと思われる月謝料金を設定して下さいね。
月謝の料金設定で教室の未来が変わる~教室経営者が考えるべきことを最後でお読みいただき、ありがとうございました。