2018年10月3日午後2時30分頃
JR新大阪駅近くで、約5100万円が入った紙袋を奪われるという事件がありました。
現金約5100万円を持っていたのは、26歳の男性。
なぜ5100万円? なぜ紙袋?謎が多い事件ですが、紙袋を奪われる際「顔に液体のようなものを塗りつけられた」と言います。
この液体とは、どのようなものだったのでしょうか?
Contents
事件が起きた状況は?
5100万円もの現金が奪われたのは、3日の午後2時30分。
白昼の出来事です。
同時間、周辺を通った方のツイートもたくさんありました。
新大阪で事件があったみたいです。
パトカーや警察官がいっぱいで、
警察犬もいました!
犯人が捕まってないって事かな?
何があったのかな。。。
ニュースでやるかな?
怖いな・・・((((;´・ω・`)))
お近くの方はお気を付けくださいね💦 pic.twitter.com/N3mALHlPov— Cocoa✽。:.゚ (@ENA_colorful) 2018年10月3日
26歳の男性が路上を歩いていると、後ろから近づいてきた男に、顔に液体のようなものを塗られ、右手に持っていた紙袋を奪われました。
男はそのまま走って逃走、液体を塗られた男性は目に痛みを訴えているということです。
逃げた男は、身長180cmぐらい、黒い帽子にサングラス、マスクをしていたそうです。
警察は、強盗致傷の疑いで逃げた男の行方を追っています。
事件への疑問点
・5100万円もの大金をなぜ、26歳の男性が持っていたのか?
・そのような大金をなぜ紙袋に入れていたのか?
・知人から頼まれた理由は?
・顔に塗られた液体とは?
・犯人は5100万円入った紙袋の存在を知っていた?!
・格好から計画的なものであった可能性
などの謎が出てきますよね。
ネット上でのツイートを拾ってみても
・5100万円入りの紙袋!?知り合いの犯行でしょうね・・・
・なぜ犯人はこの人が5100万円を持っているって知ってたんだろね、全然知らない人なら襲わないでしょうねということは、
・まともな商売だと現金を紙袋に入れることは、まずあり得ないですね。
基本銀行経由ですよ。
実家が不動産屋で結構高額を扱う事がありますけど、こんな高額紙幣を現金で取引、なんてありません。
私財にしても5100万を現金で持ち歩く事は普通しませんよね。しかも紙袋でって。
・多額の金銭が奪われた犯罪報道ではあるが、26歳で5000万円を超える現金を紙袋に入れて持ち歩いていたことにも疑問がわく。
「仕事」だとすれば、何人かで行動するのが普通だとは思うが。
・大阪で5100万円強奪された事件だけど。名古屋から大阪まで持ってきたんだそうだ。そもそもそんな大金、持ち歩くっておかしくないか?何で振り込みとかにしなかったんだろう?
皆、同じような疑問を持っていることがわかります。
では、被害者男性はが5100万円が入った紙袋を奪われる際に、顔に液体のようなものを塗られたと言っていますが、この液体は一体どんなものだったのか?
顔に塗られた液体はなんだったのか?
男性が後ろから近付いてきた男に顔に液体を塗り付けられ、右手に持っていた約5100万円入りの紙袋を奪われました。
男性は目に痛みを訴えているということです。
「目に痛みを感じる」で頭によぎるのはアンモニア水ではないでしょうか?
ここから先は「アンモニア水」と仮定してのお話です。
アンモニア水について
アンモニア水は、純度の高い「アンモニア」です。
アンモニアは粘膜に対する刺激性が強く、悪臭防止法に基づく「特定悪臭物質」のひとつで、毒物および劇物取締法でも劇物に指定されています。
また、日本では高圧ガス保安法で毒性ガス及び可燃性ガスにも指定されており、白色のボンベを用いるように定められています。
つまり、とても危険なものなのです。
その危険度を数値で見ると次のようになります。
1~5 ppm:薄くても鼻で感じるが、慣れると濃さが分からなくなる
20~50 ppm:刺激臭で耐えられない濃さ
400~700 ppm:眼、肺に強い刺激を感じる
1,700 ppm:気管、肺に水腫が出来、30分で致命傷
5,000 ~ 10,000 ppm:即 窒息死
ppm(パーツ・パー・ミリオン)は、100万分のいくらであるかという割合を示す数値で、濃度を表すために使われます。
引用元:アンモニアの危険性
濃度によっては「死」の危険性もあるのです。
幸い、今回の事件では命に別状はないようですが、アンモニア濃度による危険性を認知して使って入れば、とても悪質だと言えます。
男性からは目の痛みのほか、鼻血が止まらないと言った報告もあったようです。
「ひったくりにあった。鼻血が止まらない」と26歳の男性から消防に通報がありました。
アンモニアが直接の原因で鼻血が出たのではなく「粘膜に対する刺激性」が強いため、粘膜が傷ついて鼻血が出たのだと考えられます。
もちろん、この強い刺激により「目」を開けていられないほどのダメージを受けたはずです。
おそらく、液体には400~700ppmくらいのアンモニアが入っていたのではないでしょうか?
恐ろしいですね。
アンモニアによる事故
2017年7月28日の午前、愛知県春日井市の王子製紙春日井工場で、タンクの点検中に配管が破裂し、アンモニア水を浴びた従業員3人のうち1人がなくなるという痛ましい事故が起こりましたね。
覚えていらっしゃいますか?
愛知県春日井市の王子製紙春日井工場で配管が破裂し、アンモニア水を浴びた男性社員3人が病院に搬送されました。1人は意識不明の重体です。 https://t.co/qA6q401Kz4
— 毎日新聞 (@mainichi) 2017年7月28日
被害に遭われた方には、心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。
今回の5100万円を奪われた事件も、一歩間違えれば亡くなっていたかも知れないのです。
日常の生活にあるアンモニアですが、量、使い方によってはとてもとても危険なものなんですね。
アンモニアはすぐに入手できる?
アンモニアは「虫さされ、虫さされによるかゆみ、気付け」などに効能があるため、薬局で購入することができます。使い方次第では、とても有効なものなのです。
お値段も200円〜1500円前後で、高価な薬品ではありません。
ただし!!
使い方には「5~10倍に希釈して患部に軽く塗る。 気付けにはかるく臭いをかがせる。」と書いてあります。(製品によっては希釈されているものもあります)
また、絶対にしてはいけないこととして
次の部位には使用しないこと。
・口、唇等の粘膜の部分、目や目のまわり。・傷のある所 (虫さされによる刺傷は除く)。
・ただれたり、かぶれている所。
とされています。
その成分は「アンモニア(NH3)9.5~10.5%を含有する。」と記載されていますが、調べてみたところppmに変換しますと「1.000.000」という数値になります。
原液のままだと、とんでもないことが起きてしまいます。
今回、26歳の男性の顔に塗りつけられた液体がアンモニアだったとすると、軽傷で済んで良かった、不幸中の幸いです。
以上、顔に塗られた液体が「アンモニアではないか?」という仮定でのお伝えではありますが、入手しやすいことを考えるとその可能性は否定できません。
詳細は、これから警察の検証作業ではっきりするでしょう。
JR新大阪駅近くで、26歳の男性が約5100万円が入った紙袋を奪われるという事件がありました。
まだ情報が少なく、疑問も多い中、顔に塗られた液体がなんなのか?について調べてみました。(個人的見解によるものです。)
逃げた男の行方はまだわかっていませんので、お近くの方は十分にご注意ください!!
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新大阪駅付近で【5.100万円】入りの紙袋が奪われる~顔に塗られた液体はなんだったのか?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。