親にとって娘はいつまでも子供。
でも、親の知らないところで確実に大人になっているのですよね。
寂しい気持ちでいっぱいですが、それが現実です。
やがて恋愛をして(今は早いですね)、恋愛に喜び、悩み、傷つく時期がやってきます。
もし娘が恋愛したら、親としてどのように接し、どのようにサポートしますか?
Contents
娘の恋愛
娘に好きな人ができた。
娘に彼氏ができた。
生まれたばかりの女の子でもいつか必ずその日がやってきます。
親であれば「素敵な男性と素敵な恋愛をして欲しい」と誰もが願うことでしょう。[adrotate banner=”3″]しかし!!
実際にその時がやってくると、娘を大切に思うがゆえに干渉が多くなっていませんか?
特に男性付き合いについては気になるし、口出しをしたくなるものです。
娘さんへ無意識に否定的な言葉を投げかけていませんか?
○○くんはいい噂を聞かないよ
○○くんはあなたには合わないよ
○○くんとは個人的な付き合いはやめなさい・・など。
娘さんが好きになった男の子に対して良くない言葉かけをしていないでしょうか?
大切な娘に好きな人ができた、彼氏ができたことは正直、寂しさもあり、娘さんをもつ親なら誰もが抱く感情だと思います。
しかし、同じように親を大切に思う娘さんの気持ちはどうでしょうか?
「彼氏(好きな人)を受け入れてくれない=自分を受け入れてもらえない=否定された=恋愛ができない」
このような感情を抱いてしまいます。
一度このような感情を抱いてしまうと、娘さんは男友達、もちろん好きな人について親に隠すようになります。
どうせわかってもらえない
反対されて怒られる
そうなるよりは隠していた方がずっと気楽、そんな感情が娘さんの中に芽生えてしまいますね。
こんな関係を築いてしまうと、娘さんが恋愛で傷ついたとしても寄り添ってあげることができません。
母親は特に同性の立場であるにもかかわらず、娘さんが一人で苦しむことにもなります。
オープンな恋愛
勉強、部活、習い事、友達、もちろん恋愛も、親として娘には何でも話してもらいたいと願いますよね?
恋愛に限らず、何に関してもオープンな親子関係でありたいものです。
女性100人に「親に恋愛話をする?」と質問したところ
YES 34人
NO 66人
という調査報告がありました。
半数以上の女性が、恋愛について親に隠し事をしていることになります。
大人になっている証ではあっても、母親としては同性ですので少し残念な気がしますね。
では、娘にオープンな恋愛をさせるためにはどのようにすれば良いのでしょうか?
娘が話しやすい環境作り
小さい頃から子供が話しやすい環境を作っておきましょう。
小さい頃は幼稚園であったこと、お友達と喧嘩したこと、先生からのお話などをして意見するなどの口出しをするのではなく、話をしっかり聞いてあげてどう感じたか、どうしたら良かったのか?など子供本人が考えるように言葉かけをしてあげると良いです。
楽しいことも悲しいことも腹立たしいことも感情的にならず聞く、考えさせることを繰り返します。
考えさせることで解決策が見えたり、納得できたり、ますます楽しくなったりしますね。
この積み重ねが親への信頼へと繋がります。
聞き出さない
娘さんの話をじっくり聞いてあげることは大切なことですが「聞き出すこと」とは違います。
娘さんが話したいことから外れて根掘り葉掘り情報収集しようとすれば、当然嫌がりますよね。
不信感へも繋がります。
娘さんの話に沿った質問はありですが、かこつけてあれこれ聞き出すことはしない方が良いかと考えます。
例え子供でも、娘さんは一人の人間でプライバシーが存在するからです。
そのプライバシーを壊そうとすれば、何も話さなくなるでしょう。
聞きたいことがあってもぐっと我慢、本人から話すまでは待つことをおすすめいたします。
彼を友人の一人として接する
男の子だろうが、女の子だろうが「娘の友達」としても接し方を変えないことも大切です。
人によって親の態度や表情、喋り方などが違えば娘さんも困惑してしまいます。
未成年の間は、彼氏といえど友人の一人・・と考えて接していくことも、娘さんの気持ちをオープンにさせる大切な要素です。
大事な娘を取られたなどという嫌悪感が顔に出ることがないように注意したいものです。
食事や外出に誘う
繰り返しますが、彼氏も友人の一人として接すると一緒に行動することができます。
「ご飯に誘いなよ」
「映画観に行くから彼氏も一緒に誘ったら?」
「買い物行くけど一緒に行く?」
など、友人の一人として気軽に誘ってあげると娘さんはオープンな恋愛ができますよ。
また、彼の方も親と顔見知りになると誠実に接してくれます。
これらが娘さんの恋愛をオープンにしてあげるポイントです。
恋愛がオープンになることで、100%は話してくれなくても大方の行動はわかりますし、悩み事なども話してくれます。
もちろん、内緒ごともあるでしょうが付き合いがオープンになっていれば悪い方向へ向くことはないと考えられます。
あとは細かい口出しや干渉をせず、感情に振り乱されることもなく、ただ冷静に娘さんを信じて見守りましょう。
オープンな恋愛が必要な理由
オープンな恋愛は、彼との関係を細かくチェックして口出したり、干渉することが目的ではありません。
もちろん誤った方向へ進みそうな時には軌道修正も必要ですが、親に100%を話すことがなくなる年齢の娘さんにチェックや干渉は信頼をなくす原因となります。
オープンな恋愛が必要なのは、トラブルが起きた際に娘さんを守ったり、助けたりするためです。
恋愛をすれば失恋をして悲しい、辛い思いをすることもあるわけです。
恋愛に関してクローズな親子関係であれば、悲しんだり、傷ついたり、トラブルが起きた際にも親に何も話すことがないでしょう。
知らなければ知らないで済むかも知れませんが、知っていれば話を聞き悲しみや傷を軽減してあげることができます。寄り添ってあげることができます。
前向きな気持ちを取り戻す手助けをしてあげることができるのです。
そうすることで、本来の目的(学生であれば勉強、社会人であれば仕事)にも悪影響が出にくくなりますよね。
娘さんは恋愛での悩み事も親、特に母親に話すことで気持ちが救われるようです。
恋愛の悩み、トラブルを解決する方法を見出すことができるのも親にオープンな恋愛をしているからこそです。
自分自身で、またお友達同士で解決できる場合はそれで良いのです。
でも、もし一人で悩みつめるようなことがあれば「悩み解決の選択肢」としてオープンな恋愛ができていることは大切なことだと感じます。
親にとって娘は中学生でも、高校生でも、大学生でも、社会人になっても大切な存在で、恋愛が気になるのは仕方のないことです。
しかし、娘さんはあなたの子供だけではなく一人の人間でもあるのです。
親であってもプライバシーを守る必要があるし、自由がなければいけません。
自分が娘さんの年齢だった頃を思い出すと、気持ちにリンクすることができますよ。
娘さんが素敵な恋愛ができるよう応援してあげるのも親の努めであると同時に、大きな願いでもありますね。
そのために娘さんが小さい頃から「オープンな関係」を築き、なんでも話せる環境を作っておきましょう。
娘さんが困った時、力になれる親でありたいですね。
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娘の恋愛をどう考える? ~ オープンな恋愛ができるために親ができることを最後までお読みいただき、ありがとうございました。