2018年4月2日（(月)スタートのNHK連続テレビ小説「半分、青い。」に登場する主人公・楡野鈴愛（にれのすずめ）には思い続けた夢がありました。
少女漫画家になること！！
夢を抱いて上京。
「オフィス・ティンカーベル」という少女漫画事務所で、売れっ子漫画家のアシスタントをすることになります。
そのオフィスには豊川 悦司（とよかわえつし）さん演じる「秋風 羽織（あきかぜはおり）」という売れっ子漫画家がいました。
「漫画家・秋風」の一切手を抜かないマンガに対する情熱や姿勢にとても心を惹かれるのですが・・、この後のお話はNHK朝ドラで観てくださいね！
豊川 悦司（とよかわえつし）さんが演じる、秋風 羽織（あきかぜはおり）のまんが作品として登場するのは、実際に存在する漫画家の作品なんですね。
その漫画家は「くらもちふさこ」
みなさん、ご存じでしょうか？
実は、くらもちふさこさんは自分の青春のシンボルとも言える漫画家さんなので、NHK朝ドラで再現されるにあたり「くらもちふさこ」という漫画家について触れたいと思います。
Contents
くらもちふさこ
1955年：東京都渋谷区鉢山町に生まれる。
1962年：渋谷区立猿楽小学校に入学するが「いつもポケットにショパン」の主人公が通う学校である。
1962年：豊島区立駒込小学校に転校した時の社宅は「いろはにこんぺいと」のモデルとなっている。
1971年：豊島岡女子学園高等学校時代に、第49・51回「別マまんがスクール」佳作を受賞・
（別マとは別冊マーガレットの略）
1972年 ：「メガネちゃんのひとりごと」で別マまんがスクール金賞を受賞。
「別冊マーガレットに掲載され漫画家デビューを果たす。
1974年：武蔵野美術大学造形学部に入学し、日本画を専攻するも1979年に中退。
1996年：「天然コケッコー」で第20回講談社漫画賞を受賞。
2017年：「花に染む」で第21回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。
1980年代を中心に少女まんがの日常心理の表現技法に大きく影響を残した漫画家の一人です。
漫画家としてデビューしてからは「別冊マーガレット」での連載でファンを集めていきました。
何を隠そう、自分もその一人です 。٩( ‘ω’ )و
日常にある光景の中で、内面描写を巧みに活かし、少女まんがらしい表現技法を用いたくらもちふさこさんのマンガは当時の女子中高生のみならず、社会人女性までを虜にしていきました。
同じ別マで活躍した「多田かおる」「いくえみ綾」
映画「ホットロード」で脚光を浴びた「紡木たく」などにも多くの影響を与えた漫画家と言えるでしょう。
1990年代後期には、活躍の場を「別冊マーガレット」から「コーラス」へと移行します。
そこで生まれたのが「天然コケッコー」
現在は「コーラス」から改名した「Cocohana」にて活躍中！！
「くらもちふさこ」のおすすめまんが
中学～高校にかけて、別冊マーガレットは自分にとって恋愛聖書でした。
月に一度の発売がどんなに待ち遠しかったか・・・。
別マで連載を読み、単行本を購入→保存という流れでした。
そんな別マから「くらもちふさこ」さんの作品がNHK朝ドラに登場するのは最高の喜び。
「半分、青い。」では「いつもポケットにショパン」「東京のカサノバ」「アンコールが3回」が登場することがわかっていますが、個人的なくらもちふさこ・おすすめまんがも紹介しちゃいます。
現在、無料で読める電子書籍マンガが人気を集めていますよね。
まんが王国などでは、くらもちふさこ作品も無料試し読みができるので興味ある方はぜひ、読んでみてください。
いつもポケットにショパン
ピアニストを母に持つ主人公麻子。
母の影響もあり、幼い頃からピアノを学ぶが大人の表現ができずに悩み、苦しむ麻子。
麻子には同じピアニストを母に持つ季晋いう親友がいた。
親友に励まされ、助けられ、家族のように過ごしていた。
でも、季晋はピアノを学ぶためドイツに行ってしまう。
ある日、別れを惜しみ離れた季晋が列車事故に遭ってしまう。
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自分がピアノを学んでいたため、音楽の描写がよく伝わり、ショパンの繊細さ、儚さが、くらもち流で表現されており、少女ながらにクラシック音楽の素晴らしさを改めて感じることができる作品でした。
個人的に思い入れのある「いつもポケットにショパン 」がNHK朝ドラに登場するのは嬉しいですね。
東京のカサノバ
16歳の人気女優「羽生かおり」が出産！
その責任をとって、マネージャーは首にさせられることになる。
しかも、赤ちゃんを連れて出ていかなければならなかった。
それから時が流れ、、、
元マネージャーは息子二人、高校生の娘一人、母親と暮らしていた。
高校生の娘・多美子はちいちゃん(小さいお兄ちゃん)暁が大好き。
暁はカメラマンアシスタントをしている。
多美子は暁にただならぬ想いを抱いていた。
多美子の想いとは裏腹に、暁はいろいろな女性にいい顔をしながら、カメラマン師匠の女性と肉体関係もあったりする、いわゆる女たらし。
この二人の関係が作品を進めていく。
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カサノバとは、ヨーロッパ各地の貴族の間で漁色・冒険の生涯を送ったイタリアの文人で「女たらし、漁色家、浮気者」といった意味で使われることが多いですね。
作品を読むと「カサノバ」が納得できるし、くらもちふさこ作のメンズは心をグッと掴んできます。
かっこいいのです。
漫画を読んでいた時期が思春期だったこともあり、くらもちメンズに何度恋をしたことか、、、
暁はくらもちメンズ、おすすめの一人です。
花に染む
比々羅木神社の息子・圓城陽大は、兄の陽向と従妹の雛と共に弓道に励む日々を送っていた。
陽大の流鏑馬姿を見て弓道を始めた神社の隣の畳屋の娘・宗我部花乃も、中学校の弓道部で圓城兄弟と弓道に励んでいた。
だがある夜、神社の宝物殿から出火し、陽大は両親と兄を一度に亡くしてしまう。
その火災以来、花乃は陽大と連絡を取ることすらままならなくなるが、やがて陽大が親戚である雛の養子になることを聞く。
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くらもちふさこ作長編漫画です。
ほのぼのとした「くらもち漫画」ではなく、ミステリー要素の強い恋愛ストーリーと言えるでしょう。
放火の理由は？
放火はいったい誰？
読み始めると先が気になり、一気に8巻を読み終えてしまいます。
シリアス系がお好きな方にはおすすめです。
いろはにこんぺいと
高校生のチャコには同じ団地に住む達（トオル）という幼馴染がいる。
チャコは小さい頃から達のことが好きだが、素直に表現できない性格。
達のことが好きで素直になりたいのに、なれないまま高校生になってしまう。
達と同じクラスになるものの、親友が達のことを好きなってしまい・・・。
チャコの恋は実るのか？！
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くらもちふさこ漫画のメンズはクールでかっこいい。
「東京のカサノバ」と同じように、クールで少し不器用な達の言葉や仕草が素敵なのです。
また、この漫画のキーパーソンは「くんちゃん」という三輪車に乗った女の子。
ガキンチョ「くんちゃん」も達に恋をするのです。
チャコのライバル的存在ですが、まあ年齢が年齢なだけに恋敵にはならないのですが、なんとも切ないくんちゃんの初恋に胸がキュン❤︎となります。
個人的にはとても大好きな作品です。
続編として、くんちゃんを主人公に描かれた「こんぺいと・は・あまい」とい作品もあります。
お年頃になったくんちゃんのお話、どのように成長しているのでしょうか？
アンコールが3回
ロック界のトップアイドル「二藤ようこ」は、敏腕マネージャーの不破類と極秘に結婚していた。
ようこが歌手としてデビューすることを条件だったのだ。
素直になれないようこは、本当に不破が自分を愛してくれているのか不安になり…。
「アイドル」という宿命を背負ったようこの純愛ストーリー！！
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松田聖子、中森明菜、小泉今日子といった女性アイドルが活躍したアイドル絶頂期80年代に連載された漫画。
アイドル界の裏側を垣間見ることができるようなストーリーでした。
くらもちふさこ漫画・イケメンズの一人といっても良い不破類（マネージャー）
マネージャーとしての仕事を確実に果たしつつ、ようことの純愛を貫いていく・・。
「こんな人を好きになりたい」と思えるメンズです。
「くらもちふさこ」という漫画家について、またくらもちふさこの作品に触れてNHK朝ドラを観ると、よりドラマが面白みを増す気がしませんか？
豊川 悦司（とよかわえつし）さん演じる「秋風 羽織（あきかぜはおり）」という役が違って感じるかも知れませんよ！！
＊NHK連続テレビ小説「半分、青い。」
2018年4月2日（月）～9月29日（土）【全156回】予定
毎週月曜日～土曜日 朝8:00～8:15放送 BS7:45～8:00 再放送12:45～13:00
＊出演
永野芽郁（ながのめい）さん
松雪泰子（まつゆきやすこ）さん
滝藤賢一（たきとうけんいち）さん
佐藤健（さとうたける）さん 他。
・NHK 朝ドラ「半分、青い」ってどんなお話？ 登場人物やキャストは誰？ 主題歌は？
・永野芽郁（ながのめい）さん ～ NHK 朝ドラヒロイン「鈴愛（すずめ）」に向いてる気がする？！
・松雪泰子（まつゆきやすこ）さん ～ NHK朝ドラ 鈴愛(すずめ)のお母さんってどんな人？
・NHK朝ドラ出演「中村雅俊」さん ～ かっこよくて優しいおじいちゃんが気になる！
・菜生(なお)は奈緒(なお)？！～ NHK朝ドラ「半分、青い。」のなおちゃんはどんな女性？
・子役キャストの経歴が素晴らしすぎる！！～ NHK連続テレビ小説「半分、青い」の子役たち
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」に登場するまんがは実在している ～ 人気漫画家「くらもちふさこ」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。