2018年9月4日、台風21号(チェービー)の上陸により、関西地方では特に大きな被害を受け、今もなお多くに人々を苦しめています。
次ぐ2018年9月6日3:08頃には、北海道で震度6強という大きな地震に見舞われました。
日本列島が自然災害の被害を受けることになり、大変胸が痛みます。
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
また、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
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最大震度6強 北海道地震
9月6日3時8分頃、北海道胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、北海道で最大震度6強を観測しました。
この地震による津波の心配はないということです。
震源地は、北海道胆振地方中東部(北緯 42.7度、東経 142.0度)で、震源の深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は6.7と推定されており、震度3を観測された地域には、青森、岩手、宮城などまで。
北海道電力によると、この地震により、道内のすべての火力発電所が停止し、道内全戸の約295万戸が停電しているとのこと。
午前8時21分現在、電力復旧のめどはたっていないそうです。
北海道胆振地方を震源とする震度6強の地震では、大規模停電や土砂崩れなど大きな被害が出ています。関連ニュースをまとめています。 https://t.co/ABta42tnZS#北海道地震 #地震 #北海道 #震度6強 #地震情報 pic.twitter.com/JJXhAbvk6d
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2018年9月6日
JR北海道は6日朝の始発から全線で運転を見合わせた。復旧のめどはたっていない。
札幌市営地下鉄と市電も停電のため、始発から運転を見合わせている。
新千歳空港は午前5時40分現在、全館で停電している。旅客ターミナルビルで水漏れが発生し、受付カウンターの一部が破損している。
ライフラインが止まることで大変、恐ろしい思いをされていることと想像します。
大きな地震が発生しますと、その後「余震」が続くため、引き続き、細心の注意が必要です。
皆様、どうぞ安全な場所に避難されていただくことを願うばかりです。
本震はもちろんですが、大地震後は「余震」も、物理的に、精神的に大きな被害をもたらします。
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新たな災害に警戒
2018年09月06日(10:45)には、このような警戒発表もありました。
6日の北海道は、上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定になっています。
日本海側を中心に、所々でにわか雨となっていて、今朝は函館付近の一部に雷雲もみられました。このあと、午後6時ごろまでは、局地的に強い雨や落雷、突風の恐れがあります。
また、7日の夕方から8日の午前中は、さらに広い範囲で雨が降る見通しです。
台風接近直後の大規模な地震で、あちらこちらで地盤が緩んだり、がれきが散乱したりしていると思いますが、新たな災害にも警戒が必要です。
大変な時かと存じますが、どうぞ重ねて細心のご注意を!!
余震とは
大地震の後に続いておこる小さな地震(揺れ)のことを言います。
余震の恐ろしさは、一度は二度ではなく、何度も何度も揺れを繰り返すことです。
2011年の東北地方太平洋沖地震では、10.000回を超えています。
また、2016年の熊本地震では4.284回の余震が起きています。
本震直後の余震においては、日に100回以上、東日本大震災ではカウント困難だったとされています。(600回以上)
恐怖に慄く被災者にとって、余震はさらに恐怖を煽るものであります。
北海道 余震相次ぐ 有感地震は44回 #nhk_news https://t.co/cSgf3sPKx8
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年9月6日
*時間とともに少なくなっていく
余震は地震直後が特に多いと言われています。
10日目に1/10、100日目に1/100といった具合で、一般的に本震のマグニチュードが大きいと余震がおさまるまでの期間が長いとされています。(熊本地震では4ヶ月経っても日に15回、東日本では100回近くの余震が計測されています。)
*大きな地震では、余震も大きいことが考えられる
最大余震のマグニチュードは本震よりも「1」小さいとされます。
ということは、本震が大きければ大きいほど、その最大余震も大きく、体感としては「余震」と感じられないのです。
震度6強の本震があったということは、単純に考えて最大余震が震度5強ということになります。
これは、恐怖を感じる人にとって「余震」と思えるレベルではありませんよね。
2003年に起きた十勝沖地震は、本震がマグニチュード8.0、約1時間後の最大余震はマグニチュード7.1あったといいます。
【#拡散希望】
情報の虚偽は定かではありませんが、
今回の地震は横ずれ断層形の地震らしく東日本大震災、熊本大震災と同じ様です。
今回の地震が余震の可能性が大らしく、48時間以内に本地震来る可能性が非常に高いみたいなので、これからに本当に充分ご注意ください!!— E Repcell – 緊急地震状況配信 (@ERepcell) 2018年9月5日
いずれにせよ、本震を体験している被災者にとって余震は恐怖そのものでしかないということです。
余震はなぜ起きる?
地表の活断層が少しずつ動き、歪みが生じます。
(きれいとは言えない画像で申し訳ありません。)
この歪みに耐えられなくなった部分が割れて、大きな力が加わることで地震(揺れ)が起こります。
歪みに耐えきれず割れた部分が震源域となります。
地震により、震源域を中心に歪みは解消されるものの、その周辺ではまだまだ歪みが残っているのです。
それらの歪みをもとに戻すために動くことで「余震」が発生するとされています。
余震による被害(災害)
大地震発生後、復旧の目処がたっても余震による被害に十分気をつけなければいけません。
1983年に起きた日本海中部地震では、本震の26日後に発生した最大余震により、北海道や東北地方の日本海側に最大40cmを超える津波が押し寄せました。
大地震に関しては、余震は本震と変わらぬ注意が必要だと考えられます。
繰り返しますが、余震は地震の大きさによっておさまる期間が異なりますが、実体験から震度6以上の地震では3ヶ月は続くのではないかと考えられます。
被災した建物には耐久性が落ちている物件も多数あり、余震が続くことで(何度も揺れることで)、損壊や倒壊の危険があるのです。
また、余震が続くことで被災者は不眠症や地震酔い、精神的なストレスに悩まされ、健康状態が悪化することも考えられます。
熊本地震で犠牲になられた「関連死」と認定された原因は、そのほとんどが地震への恐怖による肉体的・精神的負担でした。
大地震(余震含む)がもたらす「恐怖」は計り知れないものです。
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余震がおさまるまで気をつけること
・大きな地震が来ないとも限らないので、防災グッズを確認、身近に置き、すぐに避難できるようにする。
(家族がバラバラになっている場合は、避難場所を確認しておくこと)
・傾いた家屋やブロック塀、崖や裏山などに不用意に近づかない。
(突然、屋根が崩れたり、ブロックが倒れてくることがあるため近づかない。)
・修理、掃除など気になることも多いですが、余震活動が活発な時は待ちましょう。
・家の中では家具、家電品などが傾いていないか、また家具の固定を行う
・壊れた家屋などで救命・救助活動を行う際にも、余震が発生した場合はすぐに避難できるようにするなどの注意を忘れずに。
・様々な情報が飛び交うため、間違った情報に惑わされないようにしましょう。
(県や市、テレビやラジオのニュースを入手するように心がけると良いです。)
北海道の方々へ。
熊本地震の被災者として経験を語ります。散乱した家具等を片付けるのは後回しです。まずは身の安全の確保を。屋内でも靴は履く。水は貯められるだけ貯めておく。病人には寄り添う。お隣と声をかけあう。むやみに移動しない。余震があるとの前提で心構えを。皆さまの無事を祈ります。— 岩下 啓亮 (@iwashi_dokuhaku) 2018年9月5日
余震による恐怖が、被災者の皆様にさらなる不安を与えます。
できるだけ、ご近所の方と寄り添い、多くの方と避難をされてください。
また、避難所に行けば支援物資も届けられますので、生活に不安を感じることがあれば、すぐに避難所を利用されると良いです。
余震が続く中、不安いっぱいで自宅に留まることは多大なストレスを感じますので、どうぞ我慢されないでください。
被災者の皆様にお見舞い申し上げるとともに、被災地の一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
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