第100回高校野球選手権【甲子園】の暑い夏が始まろうとしています。
例年のことですが、猛暑の中の野球試合、それに伴う応援、熱中症が大いに心配されますよね。
今年は異例の猛暑で、甲子園で行われた7月23日の京都予選では、準々決勝の試合が異例のナイター開催となる事態が起きました。
試合は午後7時ごろ始まり、延長11回までもつれ込んだ。
深夜に及んだため、午後10時以降はブラスバンドの演奏を禁止し、声のみでの応援とした。
保護者や教員の引率のない中高生は帰宅するようアナウンスで呼びかけたという。
こんなことって・・Σ（・□・；）
自分が生まれて初めての出来事だと思います。
第100回高校野球選手権記念大会が阪神甲子園球場にて、8月5日開幕となりますが、高校球児の皆さんはもちろん、応援する保護者や学生さんも、暑さ対策には十分すぎるくらい気を使う必要があります。
Contents
日本各地の異常な暑さ
2018年の夏、全国各地で異常な暑さが続いています。
7月18日には、岐阜県多治見市で40度を超える気温が計測され、全国で一日数千人規模の熱中症患者が搬送されたことから、不要な外出を控える呼びかけがされましたね。
全国高校野球選手権熊本大会の準々決勝では
19日午前11時20分ごろ、熊本市中央区のリブワーク藤崎台球場で、高校野球の試合を観戦していた複数の観客が熱中症の症状を訴えていると119番があった。
市消防局によると、10代の男女34人が病院に搬送された。
大半が応援に来た高校生とみられ、全員意識はあるという。
このようなことがありました。
熊本地方気象台によるとこの日、熊本市の最高気温は37.3度だったそうです。
炎天下で試合をする選手にとっても、応援する観客にとっても危険な状況になり得ることを十分に考える必要があります。
7月25日には、日本高野連が大会中の熱中症対策の内容を発表しました。
開会式では参加者全員に飲料を携帯させ、式典の途中で給水する時間を設定。
試合中の対応策としては、大会本部の判断で、給水や休憩の時間を取ることができるようにした。
理学療法士は選手がベンチで必ず給水していることを確認。
試合前練習の際には、選手の体調を確かめて、熱中症対策を説明する。
ということ。
今後、このような暑さが続いていくとなると、高校野球・球児たちの「聖地」とも言える甲子園球場での試合のあり方にも変化が生じる可能性もあるでしょう。
高校野球 夏の甲子園大会は、日本の夏の風物詩とも言える大きなイベントとなっています。
天候の心配も不要、エアコンの効いた室内で観戦できる京セラドームへの開催場所変更も考えなければいけないのかも知れませんね。
しかし「甲子園」で戦うことを目標に頑張っている球児たちにとっては複雑な問題となるでしょう。d(￣ ￣)
高野連の今後の対策が気になるところです。
甲子園で暑さ対策にプラスしてほしい
37度という猛暑の中で、一日炎天下で作業をしなければいけない日がありました。
何を隠そう、私は熱中症を経験しているため、恐ろしくてなりませんでした。( ；∀；)
炎天下で数時間を過ごす際には、念には念を、十分すぎるくらいの対策をとってのぞむべきです。
絶対にです！！ ٩( ‘ω’ )و
今年「暑さ・熱中症対策アイテム」にプラスして良かったものをご紹介いたします。
炎天下、甲子園スタンドで応援する際にぜひ、参考にしていただきたいです。
冷えピタ ボディ用
直射日光が照りつけるスタンドでは、自然と体温も上がってしまいます。
身体中がカッカして、顔も真っ赤になってしまいますね。
スタンドに座っている以上、涼しくなったり、汗がひくことはありませんが、体の中を循環している血液を冷やすことで体温を下げることができるそうです。
そこで、私が実践したのは冷えピタを身体中に貼ることです。
一般的に冷却効果が高いのは、脈を感じることができる皮膚が薄い部位、手首や首、ひじの内側やひざの裏側、こめかみなどです。
日が燦々と注ぐ甲子園のスタンドでは、可能な部位には全て貼っておくことをおすすめします。
プラス、自分は両脇下、鼠蹊部(そけいぶ)にも貼りました。
「ひんやり」まではなくとも「からだがスーッとする」という感覚はありましたよ。
熱中症を防ぐ方法の一つとして、自分の体をクールダウンさせることは重要だと感じます。
塩タブレット（塩分タブレット・飴）
炎天下の日に長時間外にいる場合は、皆さんスポーツドリンなどを飲用されると思います。
もちろん、甲子園でも必須だと考えます。
でも、水分を摂っているとお腹タプタプになって「もう、飲みたくない！」となってしまうんですよ。Σ（・□・；）
もともと、私たちの体には塩分濃度を一定に保つ機能が備わっています。
しかし、大量に汗をかいたときだけに水分を摂取すると、血液中のナトリウム濃度が低下してしまうのです。
おおー、これ以上ナトリウム濃度を下げてしまっては大変だ Σ（・□・；）
と察した私たちの体は水を欲さなくなってしまいます。
専門的には「自発的脱水」というらしいのですが、この状態が起きてしまうと体液のバランスが崩れるためにめまい、失神、頭痛、吐き気、倦怠感、火照りなど、いわゆる熱中症を引き起こしてしまいます。
このような理由から、大量の汗を掻くときには水分だけではなく、塩分摂取をしましょうとなったのです。
今年の夏、外出時には塩分飴を持ち歩くようにしています。
余談ですが。d(￣ ￣)
猛暑日に1時間外を歩くと800ml近くの汗が出るそうです。
この際に、汗から失われる塩分濃度は0.3~0.4%だとされていますので[2.4~3.2g]程度の塩分が、汗とともに流れ出ていることになります。
あくまでも、1時間歩く程度の汗で、運動や激しい作業では量が異なります。
まあ、甲子園スタンドでの応援は「歩く」汗と同量程度だと考えていいのではないかと。
1時間で2.4~3.2gですから、試合観戦中はこの2~3倍の塩分を失うことになりますよね。
その全てを水分で補うのは苦しいので、塩分タブレットや飴を意識的に舐めるのがオススメです。
1粒あたりの食塩相当量が0.1gです。
1袋・24粒くらい入っている計算になるのですべて食べても2.4gのナトリウム摂取量ですね。
関連記事：「汗がひく」効果的なアイテムをご紹介 ～ ドテラ ペパーミントの活用法
ひんやりタオル
数時間、外に出る場合は必須だと感じています。（2018年の夏は特に！）
繰り返しますが、冷却効果が高いのは、脈を感じることができる皮膚が薄い部位、手首や首、ひじの内側やひざの裏側、こめかみなどです。
冬場、首を温めるのと同じように、猛暑では首に巻いて冷やすのです。
首に「冷えピタ」は貼りにくいし、病人のように見えてしまうのでこちらがお勧めです。
タオルを水で濡らし絞って、振るだけでひんやりします。
太陽が照りつける日中、このひんやりタオルを首に巻くだけで随分、体力の消耗度が違いました。
さらに、ご紹介したひんやりタオルに関してはUV効果もあります。（SPF50／PA+）
紫外線は肌を傷めるだけではなく、疲れにも響きますのでカットできるのであれば、カットした方が良いです。
日焼け止めを塗るのはもちろんですが、その上から「冷やす＋紫外線を防ぐ」という対策ができるんですね。
スタンドの応援には欠かせないでしょう。
関連記事：紫外線を浴びると疲れるのはなぜ？ ～ 疲れの原因と対策！！
ハンディファン
お持ちの方もいらっしゃるでしょうが、座ったまま炎天下に長居する場合は効果的ですよ。
うちわや扇子のように仰ぐ必要もないので、無駄に汗を掻くことがありません。
ハンディファンは、決して子供用玩具ではないのです。
実際に使いましたが、風量も調節できますし、暑さ照りつけるときにはとても役にたちますよ。
しかも、USB充電ができるのでスマホバッテリーがあれば、試合が終わるまで風を送ることができます。
暑い甲子園スタンドで、あるとないでは大違いです。
価格的にも高額ではないので、一つ持っておかれると良いですよ。
首からぶら下げることも可能なので、持ち運びも便利です。
8月1日の「めざましテレビ」でも紹介されていましたね！
関連記事：モバイルバッテリーはスマホユーザーの必須アイテム ～ スマホ初心者も使い方を知っておこう！！
以上、4点を通常の熱中症対策にプラスしました。
37度ともなると、日中立っているだけでもフラフラしますが、この対策により倒れることなく、どうにか無事に乗り切ることができました。
決して「暑さ」を侮ってはいけません。
やりすぎなんじゃないの～？ (￣∇￣)
などと考えず、できる対策は全て行ってください。
なお、少しでも気分が悪かったり、頭痛がしたり、めまいがしたり、体調がすぐれない時には、すぐに救護室に行きましょう。
我慢すると動けなくなったり、意識がなくなるのでとても危険です。
応援とはいえ、炎天下の暑い甲子園球場にいることに変わりありません。
早めの対処で、精一杯の応援ができるようにしてくださいね。
・2018年高校野球【東海大熊本星翔】甲子園出場～試合日程は？放送は？壮行会はある？
・2018年高校野球【夏の甲子園】～【鹿児島実業高等学校】のメンバーは？試合日は？～鹿実OBたちも応援！
・2018年高校野球【夏の甲子園】～九州7県代表校・メンバーと注目選手！！
・プロ野球【オールスターゲーム2018】第2戦熊本～スタジアム当日のQ&A、球場周辺の様子やおすすめの交通アクセス方法、宿泊など
・【2020年東京五輪】追加された5競技18種目～習い事候補として取り入れてみるのもおすすめ！！
・森保一（もりやすはじめ）氏がサッカー兼任監督に？！～気になる生い立ちから「ポイチ」の謎まで
高校野球【夏の甲子園】2018年～持ち物にプラスしたいおすすめのもの【熱中症対策】を最後までお読みいただき、ありがとうございました。