夏が終わると、お肌の乾燥が気になり始めませんか?
いつまでもきれいで、若さを保ちたい女性にとって肌の乾燥は大敵!
アンチエイジング対策としても保湿には十分配慮しなければいけません。
悲しいことに私たちの肌は、加齢とともに皮脂の分泌量や水分が減ってしまうため、ますます乾燥しやすくなるのです。
毎日を多忙に過ごす主婦にはため息がでちゃいますね。
歳を重ねるにあたり、肌の乾燥を少しでも防ぐために気をつけることはどんなことがあるでしょうか?
Contents
乾燥肌のデメリット
保湿が大切とはいうけれど、乾燥肌にはどんなデメリットがあるのでしょうか?
もともと乾燥肌の方もいらっしゃいますが、肌が乾燥すると水分が不足するためガサガサしたり、肌にかゆみや赤み(湿疹など)が表れます。
これは、紫外線、ハウスダストなど外部の刺激から肌を守ったり、セラミドが蓄えた水分の蒸発を防ぐためのバリア機能の働きが弱ってしまうからです。
また、お肌が乾燥して水分不足になると、ターンオーバーが活性化されなくなるためしみ、しわ、たるみ、ほうれい線が目立つようになります。
ターンオーバーとは肌の生まれ変わり、つまり健康な肌を作る働きのことを言います。
ターンオーバーがうまくできなければ、お肌は老化状態に陥ってしまうというわけです。
ケアの行き届いた健康肌の人に比べると、年齢よりも老けて見えることは否めません。
季節の変わり目や空気が乾燥する冬は特に、お肌の水分が奪われやすいのでケア(保湿)を怠っていると乾燥による肌荒れを引き起こします。
肌荒れも問題なのですが、乾燥肌になるとニキビもできやすくなるんですよ。
「えっ? オイリー肌(脂性肌)ではないのに?」
そうなんです!!
実は乾燥肌は毛穴がつまりやすいため、もともと少ない皮脂が毛穴に詰まってしまうのです。
皮脂が毛穴に詰まるためにオイリー肌の人と同じようにニキビができてしまいます。
乾燥肌でも、オイリー肌でも、普通肌でも正しいスキンケアで大切なお肌を守りたいですね。
くすみが気になる方はこちらの記事をお読みください。
保湿能力
私たちの肌はもともと保湿能力を持っています。
角質がはがれるのを防いだり、お肌の水分が蒸発するのを防ぐ働きをする皮脂膜。
水分を吸着して角質層に保持しながらお肌の柔軟性と弾力性を保つ天然保湿因子(NMF)
NMFは肌の水分保持にとても必要な成分で、このバランスが崩れると、乾燥するのはもちろんですが、ターンオーバーにも悪影響を与えてしまいます。
細胞と細胞の間を埋め、外からの刺激の侵入や、体内の水分の過剰な蒸散を防ぐ細胞間脂質(セラミド)
これらの働きにより本来私たちのお肌は、水分保持ができるように作られているのです。
なのに、なぜ「乾燥」に悩む人がこんなにも多いのでしょうか?
それは、間違ったスキンケア、食生活の乱れ、生活習慣の乱れがほとんどだそうです。
歳を重ねるごとに、乾燥の原因を積み重ねている気がしませんか?
毎日のスキンケア(保湿)はもちろんですが
毎日規則正しく、栄養バランスを考えながら食事を摂る
早寝、早起きを心がけ、できるだけストレスを溜めないように生活するなどの工夫も必要なのです。
健康のためにも、美肌のためにも不摂生は良くないということです。
保湿に良いとされる成分
お肌の乾燥を防ぐために、皆さんは化粧水や保湿クリームでのスキンケアをしっかりされていると思います。
保湿に良いとされる成分を含んだクリームを選ばれると良いでしょう。
セラミド
繰り返しますが、お肌の水分保持に必要な天然保湿因子(NMF)のバランスを崩さないためにも必要とされるのがセラミドです。
コラーゲン
コラーゲンは張りや弾力を与える成分として知られていますが、水分を抱え込む働きもあるので、お肌の乾燥にも有効だといえます。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸には、なんと1gで6ℓもの水分を保持できる力があります。
不足すれば当然、水分保持機能が弱まり十分な水分が保持できなくなるのでお肌の乾燥に繋がります。
アミノ酸(NMF)
アミノ酸は天然保湿因子(NMF)の主成分です。
この2つがバランスよく存在することで水分が蒸散したり、外部刺激の影響を防ぐことができます。
プラセンタエキス
プラセンタエキスの主成分はアミノ酸です。(アミノ酸については上記でご説明した通り)
美白成分としても厚生労働省から認可されている美白化粧品の成分でもあります。
これらの成分はお肌の乾燥を防ぐために欠かせないもので、皆さんも聞かれたことがありますよね?
保湿クリームを購入の際には是非、ご確認ください。
乾燥を防ぐには入浴法にも注意
私たちはお肌の乾燥を防ぎ保湿しようとすると、ついつい化粧水や保湿クリーム、美容クリームなどのスキンケアばかりを考えがちです。
しかし、毎日の入浴でも「乾燥を防ぐ」ために気をつけることがたくさんあります。
お風呂に入るというのは毎日のことですから、スキンケア同様にお肌の乾燥を防ぐためには大切なことですね。
では、入浴する際に気をつけることとはどんなことなのでしょうか?
長湯はお肌に良くない
寒い時期になると体を温めるために長湯を楽しみたいですよね。
しかし、この長湯はお肌にとってもあまり良いことではないのです。
表皮の一番表面の角層と言われる部分が皮膚の内側を守っているのですが、その暑さはとてもとても薄くわずか0.02mmなのだそう。
0.02mmという薄さを考えても納得できる通り、長湯することで皮膚表面の皮脂やこのセラミドが流れてしまうのです。
皮脂やセラミドが流失すると、角層が水を保つことができなくなり、肌の内部の水分までも失うこととなります。
多くの方が楽しんでいる半身浴なども「お肌の乾燥」を考えるとあまり良いとはいえないですね・・・。
40℃前後の湯船に10~15分浸かるのが理想的だとされています。
入浴後10分以内に保湿
入浴後は皮膚水分が増えるため、お肌もしっとりとしていて「乾燥」のことは忘れがち。
10分もすれば再びカサカサ状態が戻ってまいります・・。
このまま放置すれば、シミやシワへとつながってしまいます。
お風呂上がりには何を差し置いても、まずは保湿、スキンケアが大切です。
お肌の乾燥を防ぐためにはお湯の温度、入浴時間、入浴後の保湿、この3点に注意する必要があります。
毎日の入浴を配慮するだけでも「お肌の乾燥度」が全然違ってきますよ。
入浴剤について
たとえ10~15分でも、入浴タイム(湯船に浸かる時間)を楽しみたい!!
湯船に入れる入浴剤などはどうなのでしょうか?
入れても良いのか、入れない方が良いのか悩んでしまいますよね?
入浴剤については、全てが同じ効果を持つわけではないので目的や効能を知って使うことが大切です。
お肌の乾燥を防ぐためには「スキンケア系」の入浴剤を選ばなければいけません。
保湿を目的とする場合には、先ほどもご説明したセラミド、ヒアルロン酸、スクワランといった保湿成分の含まれた入浴剤を選びましょう。
主成分::セラミド、米胚芽油、エステル油、スクワラン、ホホバ油、ミネラルオイル、植物エキス、米発酵エキスなど。
効能::主成分を見て頂いてわかる通り、保湿成分がほとんどです。
角層中の水分が失われるため肌がかさつくのですが保湿成分が皮膚に吸着・浸透するためスキンケア効果があり、お肌しっとり・すべすべになります。
価格的に高額なものではないので、入浴剤をプラスすることは考えても良いですね。
ただ、購入される場合には、必ず成分表をご確認ください。
また、入浴剤に保湿成分が入って入れば入浴後のスキンケアを行わなくて良いということではありません。
入浴後に素早い保湿(スキンケア)をすることで、お肌の乾燥を防ぐことができます。
いかがですか?
「お肌の乾燥は良くない」と聞きはするけど
なぜ、良くないのか?
自分の肌が、毎日どのような働きをしているのか?
お肌をどのようにケアしていけば良いのか?
などと、深く考えることがなかったのではないでしょうか?
加齢とともに、肌の老化が浮き彫りになります。
後に後悔しないよう、今から「お肌の乾燥」を防ぐための対策をしっかりとしていきたいですね!
お肌を守りたい
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お肌の乾燥が良くない理由と「保湿」以外の注意点を最後までお読みいただき、ありがとうございました。