習い事を始めたい、または子供に始めさせたいと考える人は多いでしょう。
何かを始めたいと思ったらスマホで検索すれば、たくさんの情報が得られる時代ですから誰もが習いたいことについて調べるわけです。
「ピアノ教室 月謝 安い」
「パン教室 月謝 料金」
「水泳教室 兄弟割引」
「バレエ教室 入会金」
検索にありがちなキーワードだと考えられます。
「月謝料金」についてはご自分の家庭状況に影響するものなので、習う側にとってはとても重要なことなのです。
もちろん、子供の教育に関しては金額はいくらでも!!という方もいらっしゃいますが、一般的な考えとして安ければ安い方が良いという考えを持っているでしょうね。
Contents
廃業に追い込まれる理由
いわゆるバブルの頃までは「子供の教育費」「大人の習い事」も高額料金を払って名前のある大きなカルチャースクールに通うのがステータスとされていました。
テレビでのCMを見て当然のように申し込みもあっていたようです。
月謝がお高くてもそれなりの需要が見込めていたのだと思います。
しかし、今は違います!!
子供への習い事は最小限、料金は安ければ安い方が良い。
大人の習い事に関しては家庭の経済状況が落ち着くまでは我慢しよう。
そのような風潮が見られますよね。
数十年、自宅で個人教室を経営されてきた講師も10~20年前は溢れんばかりの生徒さんに通っていただき、全盛期には「キャンセル待ち」の生徒さんがいるほど賑わっていたのに、その生徒たちが卒業した後にはポツリポツリと入会があるだけで生徒数が増えない・・。
自宅教室経営者としては大打撃です。
講師とはいえボランティアではなく自分の生活があり、教室での「お月謝」が給料となるわけですから収入が増えなければ暮らしていけないのです。
かつて賑わっていた自宅教室の講師も生徒が集まらないのでパートで働きに出るなどのダブルワークをしている人も少なくありません。
では月謝を安くすれば生徒は集まるのでしょうか?
可能性はあるでしょうが、月謝を安くするデメリットは否めないでしょう。
・生徒さんの質が下がる
・教室の質が下がる
・理想の教室へと成長できない
・長時間労働でも収入はさほど増えない
このような現実が待ち受けています。
生徒が集まらない→収入が減る→生活ができない、さらにモチベーションは上がるはずもなく「自宅教室廃業」へと至ってしまうのです。
生徒募集
「これまでに可能な生徒募集は行ってきたけど結果は変わりませんでした」
「生徒募集の方法がわからない」
「以前は生徒さんからのご紹介で集まっていたのだけど、今は紹介もないに等しい」
こんな声が多く聞かれます。
確かに、10~20年前とは募集方法も明らかに変化していますね。
先述したようにパソコンやスマートフォンの普及により、子供から高齢者までタップ一つで「検索」による教室探しを行っているからです。簡単なんです。
今や、自宅教室の講師にもインターネット知識が必要な時代。
「私は〇〇講師だからパソコンやスマホの知識は必要ない」と考えていた方にとっては成す術がありません。
(もちろん有料で行うことも可能です)
インターネットを活かした生徒募集方法についてはこちらも合わせてお読みください。
▷教室経営の悩み解消|効果的な生徒募集で生徒数が4倍になる!!
廃業寸前だった自宅教室
自分が営む自宅教室も例に漏れず、時代の流れとともに生徒数が激減しました。
卒業、転勤などで生徒が辞めていくにも関わらず、新しい生徒が増える見込みは全くなく、現生徒さんからの紹介もなく、収入が減る一方の自宅教室・・・。
ついに生計が成り立たなくなり、教室が始まるまでの時間パートに出ることになりました。
パートと自宅教室のダブルワーク、気分転換にはなりそれなりに楽しみながら仕事をすることができましたが、何かが違う・・・。
このまま進めば「廃業」は目に見えていました。
自分はこんなことをするために自宅教室を開業したわけではない!!と思い始めたのが2年前のこと。
自分が好きな分野での独立、やっとの思いで教室を作り上げました。
やはりこの道で大成したい、この道で収入を得たいと考えるようになったのです。
そこから自宅教室立てなおしへの快進撃が始まりました。
自宅教室立てなおしのために行ったこと
自宅教室生徒6名。
廃業寸前の教室を立て直すためには自分一人の力ではどうにもならないと判断しました。
そこで有料で教室経営コンサルタントを頼ることにしたのです。
「収入」がないから仕事をするわけで、コンサルタント料を支払うのは大変勇気のいることでした。
先が見えないことですから100%増えるという保障はないからです。
ここ、重要なところで講師業をされている方は「無料でしてもらおう」という考えの方が多いように思います。
でも考えてみてください!!
無料ほど怖いものはありませんよ。
結果が出ても、出なくても無料ですからそこで終わってしまいます。
でも、やはりプロはプロ、道しるべを多方向から与え、結果が現れるまで最善の方法を記して下さいます。
それを実践するか、しないかで結果が変わることも経験しました。
なかには、いろんな理由を並べて支持通りに行動されない方もいらっしゃいますが、それでは当然ながら結果は現れません。
まずは、その道のプロが出されるミッションを一つ一つ取り組んでいくことが大切です。
コンサルトの先生と打ち合わせをする
自宅教室の現在までの流れ、教室講師の状況、教室教師の希望や目標、住んでいる場所の地域性など細かい部分を話し合いながら取り組んでいく手順を決めていきます。
支持に従って行動する
・ホームページ作成
・コース詳細(素人が見てもわかるもの)を作り込む
ここでの新しい取り組みはコースをエスカレート形式に、新しいコースを設定するなどして、退会が出ない仕組み作りをしました。
・ブログで記事を増やしていく
教室内を詳しく紹介するためのものです。
インターネットを使った生徒募集
先述した方法ですね。
パソコン、スマホからの検索流入を見込んだ仕組み作りを行います。
ホームページを作り、インターネットからの流入を作ってもすぐに検索にかかるわけではありません。
インターネット上にあげて半年~一年ほどの期間を考えておくべきです。
教室以外の強みを作る
インターネットからの生徒流入を待っている時間に、教室での仕事以外に自分の強みを活かす方法を考えました。
パソコン、タブレットを使った教材作り、その方法、活用法などを紹介するブランディングを組み立てていきました。
もちろんインターネットを使って販売するためです。
専門教材は現場を知っている人間が考えることで、より現実に寄り添うものとなります。
よって需要が高い可能性があるのです。
パートの仕事とは違い、やること全てが自宅教室の経営につながっているためモチベーションは一気に上がり、毎日充実した仕事をすることができました。
そんななか、ホームページからの検索が当たり始めたのです。
何年も待って集まらなかった生徒が、月に1人、2人と増え始め、多い時には一月に7~8人問い合わせがくることもありました。
ホームページ(ブログ)の更新を続けることで、問い合わせがどんどん増えていきました。
コンサルタントは問い合わせが集まり始めた段階で卒業しました、方法がわかれば自分で進めていくことができます。
初めてコンサルタントを訪問してから2年ほどで、廃業寸前だった自宅教室は満室御礼となったのです。
今はお断りするのが申し訳ないのですが、問い合わせを受けていない状態です。
インターネットを使って情報を発信することがどれだけ大切かということを思い知らされました。
ホームページやブログ以外に、Twitter、Facebookを活用することでさらに多くの方に自宅教室の情報を提供することが可能です。
発信すればするほど、閲覧者が増えて問い合わせにつながるのです。
10~20年前では考えられないような生徒募集方法が存在しています。
ここを知るか知らないか、実践するかしないかで自宅教室の未来は確実に変わるものと考えます。
ここに紹介した自宅教室立て直しの軌跡は一例に過ぎませんが「このままでは自宅教室が廃業するかも知れない」という不安を抱えている講師の方には、一刻も早い対処をおすすめ致します。
・人気教室はなぜ「人気」なのか?~ 生徒が集まる7つのポイント
・月謝の料金設定で教室の未来が変わる ~ 教室経営者が考えるべきこと
・自宅で「子供の習い事教室」を開講する際の注意点 ~ トラブルを防ぐために知っておきたいこと
・教室経営|教室ブログを開設したけど何を書いたら良いか悩んでいるという方へ
・「読まれるブログ」を育てたいと思ったら何をすべき?~ ブログ運営に必要なこと
・集客のためにアクセスを増やしたい ~ せっかくサイトを作ったのに訪問者が増えないかたへ
・ブログでアクセスを増やしたい方は成果確実 ~ 本気でおすすめしたいこと
廃業寸前の自宅教室が満室御礼になった!! ~ 生徒が増えるまでの軌跡を最後までお読みいただき、ありがとうございました。