「子供に嫌われたくない」と考えるのは親なら当然のこと。
自分の息子や娘に「うざい」「くそばばあ」と言われたい母親など一人もいないでしょう。
しかし、残念ながらSNS上で、子供の友達から、通りすがりにそんな言葉を耳にすることが多いのです。
そんなママにはなりたくない!!
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生まれた時から一人の人間
たとえ小さな赤ちゃんでも、
ママから見たら小さな子供でも、
この世に生まれた時から一人の人格を持つ人間であり、母親の所有物ではありません。
一人の人間として接することが必要だと考えます。
また「かわいくて仕方ない」と全てを受け入れすぎることも、子供が成長できない原因になりかねません。
子育てには決まりもなく、正しいことが決まっている訳でもないため、ママとしても悩みが深いところ。
自分自身も試行錯誤しながら子育てをしてきました。
どうしたら良いかわからず泣くこともありました。
怒りMAXで体が震えたこともありました。
我が子を愛してないのではないか?と深い悲しみを感じたこともありました。
でも、常にママを大切にしてくれる親に優しい子に育っています。
思春期でも親に対して暴言を吐いたり、反抗したり、大ゲンカをすることもありませんでした。
子育てでは、冷静に、客観的に子供を見守る必要があると同時に、ママ自身も自分を客観的に見る必要があると感じます。
こんなママにはなりたくない
自分が育ってきた環境の中で、またたくさんのお母さんたちと接して「こんなママにはなりたくない」と思ったことが多々ありました。
子供からの視点で「嫌だな」と素直に感じたことだと思うので自分の子育てにはその教訓を活かしたいと思いました。
自分が子育てにおいて心がけてきたことを挙げてみたいと思います。
自分の意見を押し付ける
子供のすること全てに自分の意見を押し付けるママ、意外に多いかも知れませんね。
間違ったことへの軌道修正は必要ですが、それ以外のことは何事も経験です。
心配な気持ちはわかりますが、黙って見守ることも必要です。
例え失敗に終わっても、失敗から学ぶこともたくさんあります。
また、子供は(大人も)失敗を繰り返しながら成長していくものなので、失敗も成功もしないままにママの意見を押し付けてしまうと自ら考え行動することができなくなってしまいますよね。
進路を誤るギリギリのラインで修正してあげたらそれで十分だと感じます。
努力をしない
子供に「勉強しなさい」「頑張りなさい」「やる気を出しなさい」と言っておきながら、自分自身が努力をする姿を見せないママは子供に不信感を募らせます。
ママも頑張ってないじゃん!!
なんで、私だけ??
「子は親の鏡」とはよく言ったもので、子供は親の行動や日常の姿をよく見ています。
大好きなママを見ながら学ぶことがたくさんあるのです。
井戸端会議やママ友ランチなどまわりとのお付き合いだけに夢中になるのではなく、
家事、仕事、手芸、料理、なんでもいいので、それに対して努力する姿勢を持っていたいと感じます。
言葉はなくとも、その姿を見て育った子供は「努力する」ことを惜しみません。(ママの背中を見て学んでいるのですね)
感謝の気持ちを忘れる
人はたくさんの人に支えられ、支えながら暮らしています。
家の中でもそうではありませんか?
パパに子供の面倒を見てもらったり、子供に洗濯物をたたんでもらったり、お風呂掃除をしてもらったりと主婦業を支えてもらっていることはたくさんありますよね。
でも、それは決して当たり前のことではなく「ママの手助けをしたい!」という家族の思いからなのです。
相手が小さな子供でも「感謝の気持ち」を持って暮らすことはとても大切なこと。
「お手伝いしなさい!!」ではなく、お手伝いをしてくれた時に「ありがとう」と言えるママでありたいですね。
感謝の気持ちを持って生活するママは、まわりからの信頼も厚く、社会生活も上手く過ごすことができます。
友達の批判をする
自分が仲良くしているお友達を、ママに良く思ってもらえないのは子供にとって、とてもショックなことです。
自分にも経験があり、とても嫌な気持ちだったので子供には絶対にしてはいけないことの一つでした。
我が子が「この子!!」と思って付き合っているのであれば、子供を信じて黙って見守ることも必要かと思います。
明らかに悪影響を与える場合は別として、どんなお友達でもお付き合いするのは子供自身にとって学びとなります。
社会で上手く人付き合いできるための修行でもあるのです。
社会には様々なタイプの人がいて、どんなタイプの人でも積極的にうまく付き合うには子供時代に培った友達付き合いが活かされます。
トラブルが起きたとしても「子供に考える場を与える」と考え、プラス面を伝えていきたいですね。
先生にタメ語を使う
ママになると、幼稚園や学校の先生が自分よりも年下になることが多いことから、お友達感覚で先生とお話をする方が多いように感じます。
でも、子供にとっては「先生」なのです。
子供が「先生」を信頼し、尊敬し、幼稚園や学校での生活を送るためには、ママが「先生」として礼儀正しく接することが必要です。
その姿を見て、子供の「先生」への思いが厚いものへと変化します。
例え、新任の先生であっても、自分より年齢の若い先生であっても子供にとっては「先生」、節度ある言動、行動ができる子供になって欲しいですよね。(社会生活へとつながります)
家庭で先生の悪口を言う・・なんてことは避けたいものです。
子供に遠慮する
「子供に嫌われたくない」という思いから、子供に遠慮するママを見かけることが多くなりました。
暴言を吐かれ、時には叩かれ、蹴られるママも見かけます。
自分を生んでくれた感謝すべき親に対して・・信じられない光景です。
子供に嫌われることを恐れるあまり、遠慮して何も言わない、笑ってごまかすのは親として無責任だと思います。
エスカレートすれば、ママに対してだけではなく、きょうだいや友人に向けて同じことを繰り返してしまいます。
「子供に嫌われたくない」という思いと、躾は別問題。
社会的に、人間的にやってはいけないことは、激しく叱ってでも親が教えるべきことです。
正しいしつけをして、親が嫌われるということは決してありません。
「ダメなことはダメ!!」を遠慮せず、しっかりと教える義務があると考えます。
譲らない一貫性を持って、人として正しいことを伝えていきたいですね。
無関心
良いことに対しては愛情たっぷりに褒める。
悪いことに対してはわかるまでしっかりと叱る。
これがバランスよく保たれながら子供は成長していきます。
子供にとってママに褒めてもらえることは何よりも嬉しいことです。
しかし、良くても悪くても反応が薄ければ子供のやる気はアップしませんよね。
子供に対して「無関心」であることが、何よりも辛いことでしょう。
少々過大表現かしら?と思うくらいに、しっかり褒めながら、時には叱ってください。
そうすることで「ママの気持ち」が子供にしっかりと伝わります。
夫婦喧嘩をする
ママにとってパパは旦那さん。(血縁関係はありません)
意見の違いで衝突することもあるでしょう。
でも、子供にとってはパパもママも大好きな親なのです。
大好きな二人が目の前で喧嘩を始めたら、子供の気持ちはどうでしょうか?
怖い、悲しい、逃げたい、苦しい、見たくない、涙・・といった感情が溢れ出るでしょう。
自分にも経験があります。
両親が喧嘩を始めると、怖くて怖くて動機がしていたのを覚えています。
その経験から、子供の前で夫婦喧嘩をすることだけは絶対にあってはならないと感じてきました。
家庭内で子供に恐怖を感じさせるようなことがあってはいけないと考えたからです。
家族が感謝の気持ちを持ちながら暮らしていれば、そうそう夫婦喧嘩も起きません。
先述しましたが「感謝の気持ちを忘れる」ことがないように心がけたいですね。
いかがでしょうか?
自分が子育てで心がけてきたことですが、当然といえば当然のことばかりです。
でも、毎日をバタバタと生活しているとふと気が緩む瞬間ってあるんですよね?
そんな時にこそ「心がけ」を思い出すようにしていました。
「子供に嫌われたくない」と特別なことをしなくとも、ママとして、親として当然のことを行なっていれば決して嫌われることなどありません。
それが親子です!!
子供と本気でぶつかり、本気で遊び、本気で愛情を注げば、誰よりも信頼しあえる存在であるのが親子です。
子供に嫌われないために、ぜひ「本気」で向き合ってください。
子育てができる時間って長い人生の中のほんの少し、二度と巻き戻すことのできない大切な大切な時間です。
愛おしい我が子の成長を楽しみながら、温かく見守っていけたら幸せですね!
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子供に嫌われるのはなぜ? ~ 「こんなママにはなりたくない」子育て中に心がけたことを最後までお読みいただき、ありがとうございました。