幼稚園、小学校、中学校、高校と子供が通っている間、授業参観(保育参観)やクラス懇談会は避けて通れない行事ですね。
子供の頃、授業参観やクラス懇談会に母親が来てくれるのを、今か今かと楽しみに待っていた記憶があります。
親が学校に来てくれる子供の楽しみ、嬉しさは今も昔も変わらないものだと感じています。
わかっていても、日々の慌ただしさから「面倒だな・・」「懇談、行きたくない」という気持ちが湧き出てしまいますよね。
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学級(クラス)懇談会
授業参観にプラスして「学級(クラス)懇談会」が行われるパターンがほとんどだと思いますが、時間にすると3時間弱程度。
夕方に差し掛かる時間を考えると、慌しかったり、面倒だと感じるのは仕方のないこと。
でも、大切な我が子が通う学校の大切な行事の一つでもあリます。
「行った方が良い?」「行かなくても良い?」と聞かれたら「行った方が良い」と答えるでしょう。
小学校、中学校、高校に通う子供たちの場合、学校がある日はそこで過ごす時間の方が長いのです。[adrotate banner=”3″]部活動などをしている子供さんは帰宅後の時間なんて話す暇もないくらいにバタバタとしていますよね。
家で過ごすよりも長い学校生活が、心の成長も体の成長も大きく関係してるのです。
学校で子供がどんなことをして、どんな友達がいて、我が子がどのように関わっているのか?
学校で長い時間子供に携わってくださる担任の先生に、授業の進み具合や勉強での問題点、生活での問題点を聞く必要性は多分にあり、そのような時間を設けるための場となっているため、子供の母親としてはもちろん行った方が良いと考えられます。
⏩「授業参観が苦手で行きたくない」と感じたときに知っておきたい10のメリット!!
懇談会でのメリット
懇談会に行くことによってどのようなメリットがあるのでしょうか?
保護者の皆様、考えたことがありますか?
担任についてより詳しく知ることができる
学校の先生も多忙で、こちらが話したいと考えていてもなかなか時間が確保できなというのが現状です(トラブルなどがあれば別ですが・・)
懇談会に参加することで担任との話もできるため、回数を重ねるごとに気になっていた先生のことが少しずつわかります。
子供のことをお任せする担任の先生ですから「どんな人?」というのは親として知る権利がありますよね。
母親同士のコミュニケーション
普段会うことのないお母さんたちに会うことができます。
「子供に聞いた〇〇ちゃんのお母さんね」「PTA〇〇委員をされているお母さんね」と保護者の顔と名前が一致する時間でもあります。
実際にお会いして話すことでコミニュケーションが広がることは、これからの学校生活においてメリットが大きいでしょう。
子供の様子がわかる
個人的なことではなくても、現在子供たちがどのような取り組みをしていて、どんなことに苦労しているのか、どんなことができているのかなど総体的な様子を知ることができます。
同学年の中での「我が子」の立ち位置を知ることができます。
言葉で説明してもらえる
実は、懇談会での内容というのは先生方が予めプリントを作っておられます。
参加できない場合は、そのプリントにて懇談内容を知ることも可能ですが、やはり懇談会の場で先生の口から先生の言葉で聞く話とはニュアンスが違ってくると感じます。
100%内容を理解するためには、その場で表情も含め直接見聞きするのが一番良い方法だと考えます。
懇談会でのデメリット
子供の母親である以上、懇談会に参加する「デメリット」というものは考えにくいのですが、あえて言えば物理的なことでしょうか?
仕事を休む必要がある
お仕事をされている方の場合「休暇をもらう」というのは大変心苦しいものですよね。
同じ境遇の方がいればいるほど、言いにくいものですが全て「我が子」のためだと割り切るしか方法はないですよね。
下の子を連れている
小さな弟、妹ちゃんを連れているとせっかくの懇談内容もゆっくり聞けないことがあります。
小学校には未就学児の下の子と一緒に来られる方はたくさんいるので、あまり気にする必要はないかと思いますが、小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんに面倒をみてもらったり、泣いたり騒いだりした時にはしばしの間、席を離れるなどの対処をすれば大丈夫だと感じます。
子供が休んでいる
稀ではありますが、懇談会当日に子供が病気で休んでいる場合があります。
子供を家に残して「懇談会」に参加するのは心配ですよね?
繰り返しますが、当日の懇談内容は予めプリントが用意されています。
このような場合は後日プリントを拝見させてもらい、質問等あれば先生に尋ねるということで良いのではないでしょうか?
いかがですか?
懇談会でのメリットは学校での様子や注意点などを先生の言葉で話してもらえ、100%内容が理解ができるということです。
デメリットについては、考え方次第で「親のわがまま」にもなりかねません。
たとえプリントがあるにしても、できれば我が子が通う学校のクラス談会には参加したいものです。
懇談会で嫌なこと
では、なぜ学校に通う子供さんの保護者が「懇談会に参加したくない」と考えてしまうのでしょうか?
挨拶が嫌
学年最初の懇談会では特に自己紹介を兼ねた「一言挨拶」があります。
この挨拶(スピーチ)で、何を話したら良いかわからない、人前で話すのは苦手などという意見が多く聞かれます。
確かに人前での発言を離れている方にとっては苦痛ですよね。
でも、自己紹介ですから素晴らしいスピーチをする必要はありません。
普段の自分、普段の我が子のことをほんの少し紹介したり、逆に困っていることを質問形式で皆さんに投げかけるなど、ごくごく自然な挨拶で大丈夫ですよ。
コミニュケーションが嫌
もちろん、人付き合いが苦手な保護者もいらっしゃいます。
みんながみんな、お友達がたくさんいて、お喋りがたくさんできるわけではありませんからね。
コミュニーケーションも無理に取る必要はなく、挨拶程度でも構わないのです。
「自分の苦手」を懇談会の場で克服する必要はありません。
一人ぼっちが嫌
これも気持ちはわかりますが、遊びに行くわけでもなく、お喋りに行くのもでありませんから「一人ぼっち」でも全く気にする必要はありません。
むしろ一人の方が終わった後も帰りやすいし、自由に行動できるメリットがあります。
「先生」とお話しすること、クラスの雰囲気を知ること、学年で行われている取り組みを知ることを目的に懇談会に参加されると良いのではないでしょうか?
我が子の教育をスムーズにするための懇談会、お母さんの苦手克服の場ではないので上記のようなことを気にすることはありませんし、苦痛に感じることもありません。
気にしすぎると「嫌なこと」になってしまうので「一人で夕飯の買い物に行く」ような気持ちで学校に出かけると良いですよね。
懇談会って面倒
懇談会が面倒だという話もよく耳にします。
夕方に差し掛かるバタバタする時間である、車での来校ができない、下の子を連れていかなければいけない、兄や姉がいるのでおおよそのことが把握できている、などの理由で確かに面倒ではあります。
学年が上がるごとに懇談会への出席率が低下することも事実です。
しかし、今の担任の先生が今の学年の我が子と接してくださるのはこの一年だけというのも事実。
学校、校長先生の考えによっては小学校でも毎年クラス替えがあったりします。
そうなれば「担任+クラスのお友達+保護者」の組み合わせはたった一年だけなのですよね?
そう考えると、懇談会進行が同じであっても当然内容にズレが出てきます。
メンバーが変われば、同じ内容でも問題点が変わってきます。
一年一年、クラス懇談会は「今の子供たちの現状」を知る大切な時間となります。
毎日毎日、我が子に接し、懇談会を開催するにあたって準備をされた担任の先生のことを考えると、クラスに
携わる一保護者として懇談会に参加する意義は十分すぎるくらいにありますね。
「面倒」なのは皆同じ、我が子、我が子の将来を大切に思うのであればぜひ、クラス懇談会には参加するべきでしょう。
急病、仕事などでやむを得ない事情で欠席される場合は懇談会資料をしっかりと目を通し、疑問点、不安点などを納得できるまでお尋ねすることも必要です。
懇談会に参加しても、参加できなくても我が子が通う学校のクラス経営をうまく進められるお手伝いをするのは保護者としての勤めだと考えます。
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懇談会の参加はどうしても必要なの? ~ 懇談会が「面倒」だと感じた時に考えたいことを最後までお読みいただき、ありがとうございました。